2020年からの中学入試(26)新しい女子校のランドマーク 和洋九段女子のPBL
★和洋九段女子のPBLが新しい女子校のランドマークになっています。中込校長によると、ある他の高校の生徒からインタビューを頼まれ、応じたと言います。その内容は、なぜアクティブラーニングやPBLは教育において広がらないのか?というものだったそうです。将来教師になりたいというキャリアデザインの一環として、PBlと言えば和洋九段女子だよと聞いて扉をたたいたようです。
★未来の教師がなぜ和洋九段女子はPBLの授業を浸透させているのかリサーチに来たというのに、中込校長は驚愕したとのことです。そして、ずいぶん自分の周りでPBLに取り組んでいる仲間も増えて、PBLの時代を実感しているそうです。
★中込先生は、化学の教科書を執筆していて、執筆仲間の論文が掲載される「化学と教育」にも寄稿しています。今回も中込校長の論文はフロントページに掲載されていますが、その仲間に当然開成の教師などもいるわけです。お互いに授業の研究もやっていて、やはりこれからはPBLだということになっているそうです。
★未来の教師にも、現役教師にも和洋九段女子のPBLはモデルになっているわけです。
★しかし何よりも、通常授業のPBLの浸透が、ものすごい成果をあげはじめました。いや、だからこそランドマークなのでしょうが。
★今年の中3は、SGDsスゴロクプロジェクトをつくり、SGDsを知るだけではなく、世界の政治や経済、文化など多角的に理解し、世界の問題を共有するオリジナルのスゴロクゲームを作りました。国連広報センターも巻き込んだり、中2の時から実施しているSGDsに力を入れている企業に訪問しリサーチをしてきたことなどの集大成的な試みです。もっともこれが出発点だということですが。
★ともあれ、これが、ものすごい広がりをもって展開し始めたのです。世界を変える女性が和洋九段女子には現れたのです。しかも、1人や2人ではないのです。みなそうなのです。プロジェクトチームのメンバー4人にインタビューしました。しっかりした女性でした。中3とは思えませんでした。企業とコミュニケーションをとったこの和洋九段生は、将来是非ウチにと誘われれいるほどだそうです。
★彼女たちと対話していて、グレタさんは、日本にもたくさんいるのだなあと何か希望をもらいました。インタビュー内容はいずれ21世紀型教育機構サイトに掲載します。乞うご期待。
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