日本の幾つかの希望
★今日は、200人強の塾の先生方が集まるセミナーで登壇しました。石川一郎先生と三瓶勇美先生との対話のナビゲーターをさせていただきました。<思考コード>と<思考スキル>の中学受験における実用性と有効性と新しい学力を生み出す学力の未来につながっていることなどについて具体的に話が展開していきました。
★石川一郎先生は教員側及び著作家としてのアプローチで、三瓶勇美先生は、問題制作者としてのアプローチと思考コードや思考スキルのデータ分析研究者としてのアプローチで、多角的に語っていました。ナビゲーターの私とは、カジュアルなもので、綿密な事前打ち合わせがなかったのですが、お二人は流れるように神対応しながら対話されていました。<思考コード>や<思考スキル>は、IBにも通じるので、じわじわと広まっているなあと実感しました。
★中学受験を通して、子供一人ひとりの才能の芽を大切にできる可能性を大いに感じたひと時だったのです。
★そして、受験情報をジェンダー問題からアプローチしている市川理香氏と会うこともでき、女子校をウーマンリブフェミニズムとラディカルフェミニズムと伝統的女子校などでカテゴライズする話で盛り上がりました。市川氏は、女子校の情報を集めながら、今までにないカテゴリーの新しい女子校が生まれてくる可能性について関心があるということでした。
★まだ、それがどんな性格で、どんな女子校なのかは、探索中だそうです。女性と社会の関係を深く考える市川氏の鋭い視点に、私立学校の新しい希望の光を垣間見たような気がしました。
★今日は即位の礼でしたから、そのセミナーの会場の周りは交通規制がありましたが、迂回しながら次の仕事場に移動しました。すると一瞬ですが、国会議員と出遭いました。すれ違ったというほうが正しいかもしれません。
★名刺を交換し、今度また会おうという話になりましたが、テーマはSDGsや第4次産業革命の本当の問題の話でした。そこを解決すれば、日本社会の多角的な側面での復活はあるという話になったわけです。わずか3分でしたが、すぐに根本問題とは何か?その解決はいかにしたら可能かが共有でき、そこに希望のエネルギーがあるパースぺクティブが映し出されたのは興味深かったです。
★政治家としては比較的若い議員で、社会哲学的な基盤は、私と親和性がもともとあったのは著書から知っていたのですが、それにしても瞬間でしたね。とにも、ちゃんと見通している政治家がいることに、まだまだ日本も捨てたものではないと感じたのです。議員も私立学校の理事にも就いていて、教育が21世紀日本のカギであることも十分心得ていました。したがって、多くの私立学校がSDGs関連の活動に取り組んでいることに当然ながら関心をもっていたのです。
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