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2019年9月 2日 (月)

衝撃!次のビジョンを実現する力みなぎる教育との遭遇 21世紀型教育機構「第3回静岡国際シンポジウム」(5)若手教師とZ世代の爽快さ!の隠れた意味。

★シンポジウム第2部は、いよいよ世界のZ世代が登場。今回のシンポジウムは、8月28日から9月5日まで同校で行われている「国際未来共生サミット」の最中に行われた。それゆえ、<新しい学習経験>をまさにしている世界からやってきた高校生、つまりデジタルネイティブでグローバルネイティブなZ世代のリアルな考え方や感じ方を共有することができた。

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(世界7カ国から参加しているZ世代の高校生はワークショップに没頭しかつ楽しんでいた)

★まず、今回の国際未来共生サミットの運営サポートをしている先生方の1人中村先生が登壇。国際未来共生サミットの概要を語ってくれた。

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★スピーチが始まるや衝撃を受けた。まったく、今回登壇した先生方と声の響きやしぐさそしてPPTのデザインが違うのだ。なんという爽やかさ!そしてよく学んでいる。東京で行われている21世紀型教育機構のカウンシルやフォーラムにも仲間の先生方と参加してるし、田中潤先生の開催する勉強会にも参加して、取り入れるところは取り入れている。吸収力・柔軟性・創造力が違う。そして軽やかな実行力。

★完全に生徒中心主義で、生徒と共に新しい価値の創造を楽しんでいる様子があふれでていた。はっきりいって、21世紀型教育機構の今回の登壇者は、かなり柔らかくおもてなし能力抜群だと思っていたが、中村先生と実はその中村先生の仲間の先生方は、今回のシンポジウムのバックヤードを完璧に回してくれていたのだが、その若手先生方に比べると、相対的にだが、やはり偉そうだし、自分の考え方や感情を押し付けて悦に入っている様子が、なんともコントラストがはっきりしてしまった。

★もちろん、かくいう私もそのつもりはないのに日ごろ偉そうに映っているのだろうなあと冷や汗がでた。あまりの衝撃に脱帽状態だった。ここにこそ21世紀型教育機構の次の地平があるじゃないかと感動さえした。ただし、名誉のためにおことわりしておくが、今回の登壇者を始め21世紀型教育機構の先生方はおもてなし力抜群だし、偉そうではない。ただ、中村先生とその仲間の先生方と比べると世代間ギャップがあるのだ。

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★そんなことを感じている間に、本橋先生の流ちょうな英語の司会で導かれた世界からやってきた高校生が4人と通訳を担当する静岡聖光学院の高校生2人が登壇した。

★日本と自分の国の違いと共通点について大いに語り、帰国後自分の学んだことを生かして、国のために役立てたいというミッションを聴いて会場は驚きのため息をついていた。

★礼儀正しく、今回この機会をつくってくれた静岡聖光学院の教師や生徒、自治体、企業、そしてホストファミリーの方々をおもんぱかって、クリティカルシンキングを発動しなかったが、そもそもSDGsの問題を生んだのは何が原因だったのかという話になると、許すけれど忘れないという歴史認識がどっと現れたのかもしれない。

★しかし、それを超えてバックスキャンよろしく未来から自分たちを地球人としてとらえかえし、何が出来るのかともに考えようとしていたのかもしれない。

★ここにもなかなか一線を超えられない暗黙の壁が横たわっていて、それは一朝一夕では超えられないものであることを思い知った。しかし、そこを突破するには、中村先生やZ世代の高校生が今回PBLベースの対話にヒントがあると感じた。この活動を、久しく続けていくことによって、希望を見出せるのかもしれない。そして、今回のような学校の教育活動のしんどさの背景も見えた気がした。

★そのしんどさ、深刻さゆえに爽やかに立ち臨むしかないという気概の分厚さに私自身謙虚にならざるを得ないと学んだのだった。

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