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2019年9月 6日 (金)

PBLの世界(25)ジャク・マー氏のアドバイスを受け入れて学校選択をする。

★ビジネスインサイダージャパン 2019年8月30日 17:00は、<アリババのジャック・マー会長「日本を尊敬。だが惜しいことが2つある」。退任直前の助言>という記事を公開した。ジャック・マー氏は、1999年にアリババを操業して、あっというまに5000万人をこえる会員を獲得した。電子商取引サイト、検索サイト、電子マネーサイトなど右肩の勢いは、200以上の国で利用され、止まらない。

★FIFAのスポンサーになったり、eスポーツを主催したり、IT産業の成長セオリー通り快進撃を続けた。しかし、ジャック・マー氏は、今月10日中国の教師を祝う日に、退任するという。もともと教師を目指していたから、教育事業に携わるとささやかれている。どうなるのか楽しみである。

★そんなジャック・マー氏が、記事の中で、日本にアドバイスをしている。日本でよく会議をするけれど、メンバーはいつも銀髪の男性ばかりだと。これだと今後の日本は危ういのではないかと。そこで、<マー氏は、「私は女性、特にアジアの女性のリーダーシップを完全に信じている。中国、日本ともにだ」と述べつつ、日本に変わってほしいこととして、「女性」と「若者」の2つのキーワードを挙げた>ということだ。

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(今年6月、順天に21世紀型教育機構各加盟校のZ世代中高生が集結して、未来を創るフォーラムを実施。準備段階の打ち合わせ。21世紀型教育研究センターリーダーの聖学院児浦先生とZ世代のブレストミーティングのシーン)

★このジャック・マー氏のアドバイスは、私たちは受け入れたほうがよい。というのは、マー氏の本意は、これから「若者」と「女性」が活躍する新しい教育をやるよ、君たち今のままでいいの?ということだろう。果たして、マー氏がそういう教育をやるのかどうかわからないが、21世紀はもはや教育の世紀であることを認識しているということだろう。

★だから、今のままの抑圧的で一方的に説明しまくる考えない授業を行っている学校を選ぶことは、2040年あたりに30代になる今のZ世代中高生の未来を悲惨なものにするというのは火を見るより明らかなのだ。予測不能な時代ではなく、このままいけばデストピアになることを確実に予測できる時代が2040年である。あと21年。

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(未来を創るセミナーでは、Z世代中高生と教師がディスカッションして想いを共有し未来において自分たちは何をしているかデザインした)

★AIが人間の仕事を奪うのではなく、奪われるようになるのは、今のままの教育のことの顛末ということだろう。「若者」と「女性」が羽ばたける<新しい学習経験>ができる学校とは、最低次の5つの条件を満たしている。

1)学習する組織になっている。

2)英語と思考力とICTを融合したPBL(Project Based Learning)にチャレンジしている。

3)STEAM教育と哲学を統合してリベラルアーツを現代化している。

4)思考コードなどのルーブリックで、過去の得点診断ではなく、未来に向けて成長する学び方を評価できるエンパワーメント評価に挑戦している。

5)国内の大学だけではなく海外大学も選択肢であることが当たり前のグローバルイマージョン環境を形成している。

★このような学校は、今たくさん誕生している。もちろん、偏差値は高いとは限らない。しかし、日本の偏差値は海外の世界大学ランキング100位の大学をめざすとき、まったくあてにならない。ルールが違うからだ。

★このグローバルな時代に、国内ルールだけで椅子取りゲームをしていても無意味であることは誰しも知っている。しかし、それを真剣に考える教師がいない学校も多いことは確かだ。進取の気性に富んだ保護者の皆さん、麻布や女子学院のような私立学校で、偏差値がそれほどでもない学校はいっぱいある。

★男子の場合は、麻布と<新しい学習経験>ができる学校を併願してはいかがだろうか?女子の場合は、女子学院と<新しい学習経験>ができる学校を併願してはいかがだろうか?ジョンレノンのイマジンではないが、想像してみよう、2040年。あなたの子供たちが30代になったときの社会を。そのときのあなたの子どもの未来の姿を。自ずと、どんな学びの環境が有効か答えはでるはずである。

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