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2019年8月 6日 (火)

PBLの世界(11)2021年以降サバイブするかえつ有明

★今年の10月から2020年東京パラリンピック・オリンピック終了頃にかけて、日本の経済減速が懸念されている。隣国のみならず世界の貿易戦争という経済戦争やドイツ銀行破綻の噂や米国のサブプライムローンを思い出すような危うい債権が売られているなどの影響に日本経済は耐えられないかもしれないと警鐘を鳴らす世界的投資家もいる。

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★国家―中央銀行の権力の低下が、AI社会シフト共にやってくるとも心配されている。それはGAFAの動きと国家権力とのせめぎ合いをメディアが取り上げれば取り上げるほど信ぴょう性を帯びてくる。

★そういう中で、進取の気性に富んだ保護者者は、経産省や文科省の政策に右顧左眄することなく、未来を予想し、時代の動きを見ながら、自分の子孫の繁栄を計算する独立者だ。コスパが良くてインターナショナルスクールや世界のエスタブリッシュスクール並みの教育を実践できる学校がサバイブするというのは、彼らにとっては当たり前だ。

★そして、彼らがサバイブできると考える学校のモデルとは、シリコンバレー流儀の学校であることはたしかである。HTHがその代表例であるが、必ずしもHTHだけではない。米国のホームスクーリング、HTHのようなチャータースクール、バウチャーで選択される学校、米国のインディペンデントな私立学校である。

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★つまり、どこか1つをモデルにするというよりは、これらの学校に共通するメタモデルを描いている。

★では、そのメタモデルとは、何か。その典型的なモデルは、「今」のかえつ有明である。かえつ有明は、イギリスなどの研修旅行や長期留学や生徒が主体的に外部団体と連携する活動など頻繁に行われる。

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★それは、他の学校と同様、現状の経済状況で可能であるから問題ないのであるが、経済状況が右肩下がりになり、世界がテロなど治安維持の危機的な状況になたとき、いまここで学校が何ができるかというところが極めて重要になる。

★かえつ有明は、英語とPBLとICTが充実している。他の学校だってそうやっているではないか?そうやっているところもあるが、それは少ない。そして、大事なことは、英語もPBLもICTを活用している生徒の存在である。その生徒は、英語を活用する時に哲学的な世界存在をイメージし実現する活動をする存在なのである。そして、その世界を探り広げ創り出していく思考活動こそPBLで、英語とPBLは関係しているのだ。さらにそのときにサイバー体験ができるようにICTというマシーンを生徒は使う。人間とマシーンは今後共生していくことは必須であり、AIはすでにタブレットやラップトップに搭載されている。

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★生徒は、この英語とPBLとICTを活用する関係態としての存在を形成していく。このことが、海外に研修しにいったり、PBLを推進している団体に研修しに行くだけでは、ツールとしての英語とPBLとICTを学んできているにすぎず、関係態としての人間存在として身体化された英語とPBLとICTを生みだしているわけではない。

★かえつ有明は、この英語とPBLとICTを身体化し、身体脳神経全体として人間存在を形成している。それが学内でできてしまう環境になっている。それゆえ、サバイブできる学校として、進取の気性に富んだ保護者の間でがんがん口コミになって広がっているのだ。

★もちろん、かえつ有明だって、まだまだ進化できる。英語を帰国生に頼るだけではなく、生徒全員がハイレベルで活用できる程身体化するのは、これからだろう。PBLだって、来週テストだから、テスト対策のためPBLはやらないなどということが、今後はなくなっていくだろう。ICTももっとグーグルドライブやクラスルームのようなプラットフォームを充実し、海外の学校とプラットフォームで議論し合うことになるだろう。

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★だから、アプリも世界で通用するアプリが選択されていくようになるだろう。学校の中で完結するプラットフォームは、コストの無駄なのだという発想になっていくだろう。

★進取の気性に富んだ保護者にとって、かえつ有明を選択することは、自分の子どもの未来の投資になるのである。未来において子供がバリューを高められるということは、市場価値がグローバルシチズンによって認められるということなのだ。

★このような保護者は、バリューを権威によって評価されることを求めない。それはしょせんパワハラであり、マインドに病を取り込むリスクがある。もちろん、その市場は、今の権威や権力がコントロールしているような市場ではない。早晩、この市場は衰退する。今の権力者から見たら、これからの日本や世界の経済は低迷する。

★しかし、進取の気性に富んだ保護者がプレイヤーになる新市場は、権力の支配からは解放されている。そこでバリューを高める力が身に着く学校の1つがかえつ有明であるということだろう。

★世界全体が右肩下がりになるのではない。そういう従来の部分もあるだろう。しかし、同時に新しい経済システムが誕生する。

★従来の経済システムで椅子取りゲームをやって競争で勝ち抜いてきた権力態は、沈みゆくその経済ステムと共に滅んでいく。しかし、進取の気性の保護者は、そこにはいない。新しい経済システムを作る側にいる。すなわちかえつ有明は、その新しい経済システムを生成する人材の学びの場として歓迎されるのである。それがかえつ有明のサバイブする意味である。

 

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