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2019年8月14日 (水)

石川一郎先生との対話 思考の軸の差異に気づく A3B3の罠に陥らないために

★昨日、21世紀型教育の旗手石川一郎先生と電話で対話をした。経産省の「未来の教室」などに招聘されたり、東北の学校に招かれたり、相変わらず多忙な8月のようであるが、その合間で、第3の思索プロジェクトに取り組んでいて、お盆休み返上ということだった。

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★21世紀型教育機構(当時は「21世紀型教育を創る会」)を発足したころは、PBLとかアクティブラーニングというのは、わからない、意味があるのか、大学入試に対応できるのか、評価はどうするのか、そんな質問ばかりだったが、今はそれはなくなり、むしろ受け入れている現場が多くなったと。

★ただ、問題は、思考の軸の差異を意識しないから、A軸、B軸でおわって満足してしまうのが、もったいない。

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★クリエイティビティも重要だということは、現場でも広がっていると。しかし、問題は、A3とB3の領域に到達すれば、創造性を養っていると錯覚しているところは、問題だという。

★たしかに、知識の背景の関連事項を広げて行ったのを、コンパクトにまとめる変容というのは創造的に思える。複雑で冗長な論理をメタファやアナロジーに置き換えて変換するB3というのは、創造的なように感じる。しかし、それはいわゆる地頭がよいというA軸B軸のパワフルな脳の働き。

★新しい知識やアイデアを生み出しているわけではない。メタファーやアナロジーは、ロジカルな思考スキルであって、それは誰でもが学べる。

★だから、そこを学ぶプログラムが肥大化して、それが探究だということになる。しかし、2020年から始まる難局と、それを乗り越えることによって新しい世界が広がる時代の転換期にあって、新しい知識の創造、アイデアの創造は喫緊の課題。

★それはしかし、ある意味教育文化で、今後Z世代が、そこをベースにしていくというウネリを生むような学びの環境を創るしかないわけですよね。

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★ま、しかし、本間さんだって、僕だって、Z世代ではなく、そこに気づけるわけだから、若い世代に任せるだけではなく、自分たちも気づくことができたら、それにこしたことはないでしょうと。さすがは、ミッショナリー。

★だから、講演や執筆、コンサルの活動に石川先生は奔走しているのですよね。そうなんだけれど、そんなふうにB3的なまとめ方をされると、それはそれで違うかなと。

Shinpo

★贅沢な悩みですね。そうかもしれない。9月1日、と10月のお披露目まで、もう少し深めておくことにするよ。という感じの知の限界をどうクリアするのかという地的刺激を共有できる対話だった。時代を変える人、世界を開く人は、高次レベルの差異に気づける人だ。たしかに皆気づくことが大事だが、だれもが石川先生のようにはいかない。それがまた、石川先生の魅力なのである。

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