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2019年8月23日 (金)

令和元年度福島県私学教育研修会(1)想い

★2011年3月11日のあの東日本大震災と「フクシマ」という想像を絶する自然災害と科学神話の崩壊。未だ解決されず、復興へ向けて福島県、もちろん日本全体が尽力している。2020東京パラリンピック・オリンピックは、震災復興も含んで行われる。

★福島県の私立学校も、当事者であり、教育において新しい東北を創っていく人材を育てる教育をという想いは共通している。その想いを共有して、福島県私学教育協会研修会も、5年前にその質を大きく転換したと同協会会長の森涼先生は語る。

★昨日22日(木)、「第45回福島県私学教育研修会」が、そんな想いを参加者1人ひとりが改めて感じながら始まった。

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★開会式の後、すぐに、森会長からこの1年間の教育関連最新情報が報告された。世界の動き、日本の動き、福島の動きと丁寧にいまここで自分たちが日々挑戦していることが、いかに県全体、日本全体、世界全体とつながっているのか、膨大な資料を提示しながら、簡にして要を得た名プレゼンテーションをされた。

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★そして、参加された先生方は、私立学校の教師として、私学の助成の現状も共有すべく、精緻なデータを読み込む方法も語られた。教育の倫理と経営の論理の複眼思考の共有を森会長は目標としている。教育が社会にインパクトを与えるには、経営という感覚も必要だからだ。

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★私学の経営視点は、時代の精神を読み解き、入試市場の動向を見極め、政府や自治体との助成金の交渉する論点を開発することが重要なのだということが明快に論じられたプレゼンテーションだった。

★新しい東北は、あまりにも大きな根源的な問題から出発するがゆえに、実は新しい日本、もしかしたら新しい世界のお手本を意味しているのかもしれない。

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