9月1日 ≪Z世代≫が開くグローバルな世界をシェアしよう!
★9月1日(日)、静岡聖光学院で「第3回静岡国際シンポジウム」を開催します。テーマは、“Everyone can be talented.“です。今、中学1年生から高校3年生、つまり12歳から18歳までの生徒は、≪Z世代≫に属していると言われています。1995年から2012年までに生まれたこの≪Z世代≫は、なんといってもデジタルネイティブ。イノベーションによって生まれたPCやAIは、自動化から自律化していて、今までの世代とは全く違う知の感覚を有しています。
★にもかかわらず、今までと同じ学習観で、≪Z世代≫は「学習離れ」が進んでいると警鐘を鳴らす教育学者も現れています。知識はわからなければ、≪Z世代≫はスマホで調べればよいし、ゲームもeスポーツという流れでもあり、その≪遊び≫の概念はこれまでの世代とはどうやら価値観が違うようです。
(自然科学部のメンバーがドローンで撮影。自分たちでつくっているビオトープを上空から俯瞰。災害時の救済のためにも役立てるように今からドローンを活用した技術開発をしているという)
★このような新しい世代のすべての行動が善であるかどうかではなく、新しい世代の学習観やものの見方感じ方を認めることが大切です。しかし、多くの学校ではそこに気づいていません。難関大学に向けて壁をクリアする挑戦をする学習が善で、入りやすい大学や入ってからあまりストレスのかからない大学を選択する行為は、もはや「学習」から降りていると表現されています。
(左のフライヤーは、≪Z世代≫で設立しているSustainableGameに依頼した。同団体の代表は、聖学院の在校生でもあるYOUJINさん)
★価値観が多様な中で、自分にとって関心のある事柄を深く追求していくことが最重要な≪Z世代≫にあって、「学習」から降りているどころか、新しい領域を開拓して、新しい技術を発見したり発明して、世界の平和や民主主義に貢献しようというアクションを起こすことが、必ずしも難関大学に挑戦することと一致しない場合もあるし、古い学習観の日本の大学より、イノベーションと個々人のタレントを重視する海外の大学を選択しようという≪Z世代≫のアクションをもっと評価することが大切です。
★そういう新しい≪Z世代≫の息吹をさらにもっとトルネードにして、日本だけではなく、世界を巻き込む≪Z世代≫のソフトパワーを大いにサポートしているのが、静岡聖光学院です。
★静岡聖光学院の生徒は国内外の知的なイベントや国際交流で活躍するだけではなく、自分たちの手で、国際サミットを企画運営するアクションを起こしています。もちろん。静岡聖光学院の先生方もサポートしていますが、英語科教諭や情報の教諭でない場合、英語とICTに関しては、生徒と共に学びながら行っています。
★何せ、国際的な≪Z世代≫のネットワークです。しかもイギリスや東南アジアで交流している≪Z世代≫は、みな自分たちの国の未来を担うリーダーとして育っているわけです。静岡聖光学院の生徒は、そのようなネットワークを今からつなぎ信頼の絆を深めていっているのです。
★英語やICT、そして実はスポーツマンシップやアートをテクノロジーと融合するSTEAM技術も共通言語として活用されているのです。授業だけはなく、すべてのアクションはプロジェクト型で動いているのです。
★従来の授業感や学習観では、教師は≪Z世代≫をサポートできないことを、静岡聖光学院の教師は共に世界を飛び回りながら身に染みてわかっているのです。
★スモールサイズの学校だから、一握りの生徒や一握りの教師が行っているアクションではありません。全生徒全教師が一丸となって未来の世界を未来のリーダーたちといまここで創り上げようとしているのです。
★どうしたこんなことができるのでしょうか?どうしてこんな凄いことを行うのでしょうか?誰も見たことない教育が静岡聖光学院では生まれています。そして、東京でも、同じように≪Z世代≫がパワフルに活動するのを応援する学校があります。聖学院がそうです。今回の静岡国際シンポジウムに、聖学院の教師も駆けつけ、≪Z世代≫といっしょに創っていく≪学習≫や≪キャリアのロードマップ≫は何か、大いに語り合います。
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