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2019年7月25日 (木)

北一成氏の視点(1)ミッションスクール再び注目浴びるか?

読売新聞オンライン(2019年7月25日)に、北一成氏(首都圏模試センター取締役・教育情報部長)の論考「動き出したミッション・スクール<5>」が掲載されている。

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★明治においては日本の近代教育形成に影響を与え、戦後には戦災孤児救済をはじめとする日本の教育復興に尽力したミッションスクールの系譜から書き起こしている中学受験教育情報記事として教養ある逸品。

★同時にミッションスクールが、多くの私立中高一貫校や公立中高一貫校が教育の質を高め、新機軸を次々と出していく中学受験のムーブメントの中で、相対的に目立たなくなった事態も的確に指摘。

★その上で、AIシフト時代に人間の本来性の喪失の危機に、再びミッションスクールの使命を発揮しようと新しい動きに転じている流れを見出している。明治、戦後、AIシフトという大きな時代の転換期にともすれば人間の本来性を見失いがちになる危機を感じたとき、ミッションスクールは動き出すというセオリーを、北氏は見通している。

★同記事で、北氏が取り上げているミッションスクールを順に列挙してみる。女子学院、フェリス女学院、香蘭女学校、晃華学園、普連土学園、湘南白百合学園、啓明学園、青山学院、恵泉女学園、暁星、清泉女学院、聖学院、カリタス女子、聖ドミニコ学園、聖ヨゼフ学園。

★こうして眺めてみると、偏差値に関係なくミッションスクールは動き始めていると改めて実感できる。

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