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2019年7月 2日 (火)

工学院 チーム田中(了) チーム工学院着々!

★教務主任田中歩先生は、チーム田中だけをマネジメントしているわけではない。重要なことはチーム工学院の良好な質感を、教師と生徒といっしょにつくりあげていくことである。それには<対話>が欠かせない。授業の中に<対話>の機会をつくるのはそういうわけだろう。

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★授業見学に訪れたその日は、中学の学校説明会も開催されていた。分身の術を使えないから、思考力入試の対策講座など見ることはできなかったが、準備段階を覗いて、その学びの空間を見ることはできた。司書の方々に今日はどなたがファシリテーターをやるんですかと尋ねたところ、有山先生であると。

★その瞬間、この空間でデザイン思考の世界が広がるビジョンが見えた。申し込みはすぐに満席になってしまったというから、やはりこのタイプの入試のトレンドは着実にきている。

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★田中歩先生が、体験授業もやっているので、少し見てくださいねとアピールするので、ジョエル先生の英語と平林先生の社会の授業を覗いてみた。両授業も締め切らざるを得ない人気だという。ジョエル先生の英語の授業も平林先生の授業もPBL。

★ジョエル先生の授業は満杯だったし、グループワークだったから、受験生の顔は撮れないので、写真は撮らなかった。ただ、保護者も見学しているので、授業終了後、拍手喝采だった。その興奮した響きから、すばらしい授業だっただろうそのシーンはすぐに思い浮かべることができた。何せ、その日のジョエル先生の高2の文学授業を見学したばかりだったので。

★平林先生の社会の授業は、なんとマイクラ(Minecraft)を使った授業だった。台数に限りがあるので、こちらもすぐに締め切られたそうだ。<Peer>作業で仲間と一緒に創っていく授業体験。受験を超えて学びの衝撃に感動したに違いない。

★今回のテーマは「自分の好きな島をイメージして創ってみよう」というものだった。島の地理的条件、島の生活の様子、島の歴史、島の文化、島の統治体制や経済システム、インフラ、外部との交易や交流との関係など、多角的思考を見える化しながら学ぶことができる。

★「島」を通して、世界をどうのように創るのか、世界の存在理由をどう設定するのかなど、実は小さく始めて大きな問題を解決するシナリオになっている。

★田中歩先生は、チーム田中が創発的な勢いがあるのは、このような先輩教師陣が果敢に挑戦している後ろ姿を見られるからだと情熱の笑みを浮かべながら語った。

 

 

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