【未来を創る学校22】八雲学園 米国からTESOLの資格取得を学ぶ先生方を指導するスーパー教師を招く。
★八雲学園の破格のグローバル教育はもはや説明するまでもないだろう。しかし、近藤理事長・校長は手を緩めることはない。近藤先生は、才能をさらに伸ばすことを大切にしているが、これは生徒に対してだけではない。
★それは、先生方に対しても要求するのである。もっと自分の得意な分野を深め教師としての世界を広めるのだと。そして、ただ説いているだけではなく、これまた破格の環境を設定する。
★Round Squareに加盟するや、近藤先生は、先生方にも、海外のエスタブリッシュスクールの教師と対等に議論できる力を学んで欲しい考えてきた。RSの国際会議に生徒が参加する時、八雲学園の先生方も当然同伴する。すると、国際会議先で、ただ見守っているだけではなく、やってきた海外の教師もチームに分かれて議論したり、食事時に対話したりする。
(写真は同校のサイト。現在UCSBで学んでいる3か月留学の最新のシーン)
★教師もまたCEFRレベルでC1以上の英語力が必要だというのである。そのために、どうしたらよいのか?近藤先生は、あるアイデアをだいぶ前から温めていた。3か月留学で生徒が学んでいる間に、同伴した先生方に現地のネットワークを駆使してあるリサーチを依頼していた。
★それは、英語以外の母国語の教師が英語を教える資格を取得するコースで、その先生方を教える教師と会い、3か月ぐらい八雲学園で、英語の教師に英語の教授法を伝授し、英語以外の教科の先生方にもある程度の英語が使えるように指導してもらえないか打診するリサーチだった。
★今年それが実現し、教師の教師が米国からやってきたのである。
★広報部長で中学部長の横山先生の家にホームステイして八雲学園に通い、先生方のトレーニングを行っている。横山先生は、幸運にも横山邸は、すっかりグローバルな環境になっているというのだ。横山先生自身も英語を使うチャレンジをしているということだ。
★私立中学入試の広報部長で、最もグローバル教育の重要性を身に染みて理解しているのは、横山先生ではないかと思えるほど、目を輝かしてホストファミリーとしての役割やステイしている生徒や先生とのやりとりについて語る。
★かくして、八雲学園は、教師も生徒も共に破格のグローバル教育のシステムを創出している。そのシステムは、他校でそう簡単に真似することはできないだろう。
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