【未来を創る学校10】和洋九段女子 UPAA(海外協定大学準備制度)に加盟。
★和洋九段女子は、PBL(Problem based Learning)1.0のプロトタイプを学内で共有するシステムにすることによって、高校からは生徒が主体的にに活動するPBL(Project based Learning)2.0に発展した。
★これによって、キャリアデザインやディプロマポリシーの視野が大きく広がった。国内外の大学でPBL型の探究活動が盛んだところに接続しやすくなったし、生徒自身の意識がそうなったわけだ。
★そこで、最終的には生徒自身が決めることだけれど、海外のエスタブリッシュな高校と同じ土俵を創らなければ、格差を背負たまま生徒に挑戦させることになる。これは、グローバル教育を提唱している同校にとっては、なんとかして解決したい問題であった。
★そこで、システム上同じ土俵にするために、海外大学が連携している大学進学準備教育を実施しているUPAA(University Partnerships for Alternative Admissions)に加盟することになった。
★UPAAに入ると、4大学までは、一回出願すれば共通して活用されるし、合格発表の時期が異なっていても、高校卒業の3月までは入学するかどうか待ってもらえる。したがって、奨学金などの結果で、合格したがいけない場合、日本の大学に進む機会も保証されているのだ。
★しかも、イギリスアメリカなどの大学進学準備の制度の違いなどのカウンセリングもオンラインでできるし、e-learningでC1英語までトレーニングできる“College Pathway”というシステムも活用できる。
★すでに日本の大学は100校以上このシステムを活用している実績がある。たとえば、一橋大学、東工大、東北大、名古屋大、筑波大、慶応義塾大、上智大、青山学院大、東京理科大など。
★中込校長は、「UPAAの母体はTOEFLの問題などを作成している団体の1つだというから、頼もしい。それに、UPAAに加盟している大学はThe University of Manchester(マンチェスター大学 / イングランド マンチェスター)をはじめとする世界大学ランキングでもトップ大学も多数加盟しています。しかも、その数は、今後も増えていきますから、大いに期待しているのです」と。
★新井教頭も、「和洋九段女子の教育のエンジンは、中学から高校になるにしたがって、PBLⅠからPBLⅡに成長し、それが海外のエスタブリッシュスクールと同じ土俵でキャリアデザインを生徒自身が練り、羽ばたいていける条件につながりました。手ごたえを非常に感じています」ということである。
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