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2019年6月19日 (水)

三田国際 Apple Distinguished Schoolとしてのミッション(後編)

★ワークショップは大きく分けて2つだった。1つは、Appleのアプリを実際に活用して、創作するlearning by creatingだった。もう一つは、振り返りワークショップだったが、ただの振り返りではなく、気づきが創造性を生み出すという趣旨のものだった。

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★まずはミュージック制作グループとドローイングするグループとに分かれた。そして、各グループ、参加した先生方がさらにチームに分かれて作業に取り掛かった。

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★三田国際の先生方がテクニカルな説明をし、生徒のみなさんが、そのスキルアシスタントになって、参加した先生方がアプリを操作するサポートをした。

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★同校の先生方と生徒は、ふだんの授業で行っていることなので、まったく自然体でワークショップを進めていた。参加された先生方もかなりMac派がいたから、場はとても和んだ感じで、好奇心で満ち満ちていた。もはや教える人教わる人という従来の教室空間ではありえない景色が広がっていた。未来の教室というのはこんな感じだろう。

★もっとも、三田国際はいまここに、すでに未来が訪れてしまっているが。

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★そして、最後に再び、城野先生が登場し、振り返りワークショップのコーチを行った。時間もなかったので、ファシリテーターはあえて選択しなかったのだろう。あらかじめ用意した問いのハンドアウトに書き込みながらチームで対話していくというワークショップ。自分を見つめ、他者からフィードバックをもらいながら、気づきがどんどんあふれでていくという過程の中で、発想のビッグバンが起こるという流れ。

★自分を自分と他者と協力してダウンロードイングして言語化していくと、気づきの発火点に行き着く(プレゼンシング)。するとそこから創造性が生まれてくるという、簡易U理論の実践版みたいな感じだった。

★センゲの学習する組織やオットシャーマーのU理論など、本当によく学習理論や創発理論を研究し、実践に活かしている。田中潤教頭のみがそういうことを行い、先生方にシェアしていると思ってきたが、それは完全に間違っていた。先生方も生徒の皆さんも理論と実践と創造を日々営んでいる知の集積場が三田国際だったのである。そう改めて感じ入った。

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