【未来を創る学校09】和洋九段女子 PBLからPBLへ
★今年改革学年が中1~中3まで揃った和洋九段女子であるが、その影響はすでに高校段階にも及び、中学の日常のPBL(Problem besed Learning)授業が、様々なPBL(Project based Learning)を生み出している。
(写真は新井教頭から)
★昨年の高1から、グローバルな視野をもつには、母国日本の文化の根っこを深く理解し、自分なりの想いを内発的モチベーションとしていくことも重要であると、長野県の芋井地区と飯綱町と農業体験の連携を始めた。実際にやってみて、相当の手ごたえがあったし、地域の方々も、和洋九段女子の生徒の真摯な姿に感動し、体験で終わらすのではなく、本格的にコラボレーションをしようということになった。
★そして、今年の高1は、1泊目は民泊で、2泊目はホテルに宿泊するプロジェクト型学習に進化した。実際に民泊して、農業体験をしたから、地域の人では気づかない観点を発見することができる。それを生かすプロジェクトを創出したということのようだ。
★最終的には、今回受け入れサポートをしてくださった方々にプレゼンしたようだ。豊かな自然やキャンプ場の施設などのPR不足を解消するために、地域の専用サイトのアップデートを提案したチームもあるという。「QRコード」を活用して、もっと誘引率をあげようという企画だったという。クラウドファファンディングを活用して、新たな施設も建てたいという企画も提案されたようだ。
★しかし、商業目的というより、日本の自然、とくに宿泊して、日本の星空の美しさに見入って欲しいという価値を見出したところが、地域住民に感動をよんだようだ。
★さらに、この民泊農業体験は、地域の農産物をつかった商品開発のアイデアを出して、実際に地域で新商品を制作して販売していくコラボレーションにも発展した。
★このように教室のPBLを飛び出して、実社会とのつながりを生みだし、いわばプロジェクト型インターンシップに発展しているのが和洋九段女子の今の未来型教育である。
★このようなPBL型インターンシップは、多くの企業と連携してSDGsの取り組みにも広がっている。世界中の先進的教育では、このような社会とのつながりのあるPBL、それはオーセンティックな学びと言われているが、このような取り組みが広がっている。和洋九段女子は、世界のエスタブリッシュスクールの先進的な教育や学びと同期していると言えよう。
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