三田国際 Apple Distinguished Schoolとしてのミッション(前編)
★先日、三田国際で≪Everyone Can Create ワークショプ≫が開催された。同校は、ADS(Apple Distinguished School)認定校であるから、世界中の先進的教育校を視察し、帰国後その教育内容などをADS関係校のみならず広くシェアするミッションを毎年果たしている。今回もその一環。
★ただ、いつもと違ったのは、同校の田中潤教頭が総合司会として完全にコーディネート側に立ち、若手先生と生徒にプレゼンやワークショップのファシリテーター役をエンパワーメント(委譲)していたのである。
★カナダのブリティッシュコロンビア州のバンクーバーにある、Seycobe Secondary SchoolとYennadon Elementary Schoolの授業デザインとルーブリックの意味について、城野先生からプレゼンがあったが、たしかにパフォーマンスラーンングプログラム(PLP)とインクワイリーベーストラーニング(EBL)の話は興味深かった。
★また、ルーブリックの項目立て方やその各項目の3ステップトランスフォーメンションの考え方の背景には、イノベーションと言えども、きちんとピアジェの系譜の構成主義的考え方や認知科学の成果が根付いているという点も了解でき、私たち日本人が今取り組んでいるPBLもちゃんとその世界標準に適合しているという確認もできた。
★それにしても、三田国際は、田中潤教頭に続く力のある先生方の層が厚いと感心しないではいられなかった。
★城野先生のプレゼンの後は、カナダの視察に同行した他校の先生方も登壇し、パネルディスかションがあった。各校の取り組みの夢と現実のギャップが生々しく語られ、そのリアリティに会場は熱くなり、盛り上がった。
★そして、ワークショップに移ったのだが、これがまた強烈だった。
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