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2019年7月 1日 (月)

工学院 チーム田中② 外のつながりも大切にする

★高校の教務主任田中歩先生は、前中学教務主任の太田晃介先生を招いた。現在、太田先生は、大阪市立水都国際の高等部の教頭。G20が、隣接地帯で行われているため学校は休みで、少しの合間帰省していた。その連絡を受けた田中歩先生は、だったら古巣のスクライビング研修に参加してよと頼んだそうだ。

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★ちょうど、新海先生がファシリテーターに挑戦していた時間帯だったので、1回目のスクライビングは見学して、2回目のベッキー先生のスクライビングワークのときにファシリテーターの役を果たした。実は、最後のオチのスキルの違いを演出するために見学していた。

★水都国際は、高校からはIBコースを設定する予定だが、それ以外は、IBのエッセンスを活用した21世紀型の先進的教育を実施している。英語以外の教科もイマージョン教育を行っているというコトで、大阪ではメディアに注目されている。

★しかしながら、太田先生にとって、それは工学院の時から経験しているから、自然体で仕事ができるということだ。ただし、職員室や会議もオールイングリッシュなので、設立準備期間に英語は相当ブラッシュアップした。

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★ベッキー先生のスクライビングも当然英語でファシリテートした。

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★大阪の水都国際の先生がファシリテートしたり、英語と日本語両方で研修が進むなど、工学院は完全にグローバルイマージョンのステージにある。

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★おもしろかったのは、太田先生のファシリテーターの最後のシーンで活用したスキルツールは「比較・対照」が中心だったのに対し、新海先生は「置換・変換」スキルが中心だったという違いだ。

★比較によるズレから気づくこともあるし、置換・変換のときに生じるズレから気づくこともある。いずれにしても、気づきのメカニズムを動かすスキルツールを二人は発動していた。

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★3回目再び新海先生がスクライビングのファシリテーターを行ったが、グラフに変換するスキルをさらに有効に活用していた。体験と共有のループがRe-creationを生み出す。つまりリクリエーション。やはり、このようなファシリテータのいる対話は創造的で楽しいのではなないだろうか。

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