【未来を創る学校12】注目!聖学院 「僕たちにできること」!
★聖学院という男子校は、これからどんどん高校生にとって重要拠点になる。というのも、中高の科目の授業がPBL(Project Based Learning)で行われているために、それがあらゆる活動に指数関数的増幅影響を与えているのである。
(写真は、すべて聖学院サイトから)
★もともと、タイ研修、文化祭などの教育活動がプロジェクトベースで動いていて、そこに通常の授業もPBLで動き始めたから、その相乗効果がトルネードを生み出しているわけだ。アクティブラーニングや同じPBLでもProblem based Learningだと、難しい大学入試問題や小論文問題の課題解決でおわりがちだ。
★しかし、聖学院の「プロジェクト」は、「僕たちにできることは何か」つまり、「自分たちは何者なのか」という存在意義を深めていく過程であり、その中で賜物(タレント)である自分の才能に気づき、それをプロジェクトとして、活動に変えていくのである。
★それが通常の授業からタイ研修のような教育活動まで、あらゆる機会で実行されているのである。
★大学進学実績だって、世の中が必要だから十分に進路指導はしている。しかしながら、世の中が必要とするものと世界が必要とするものの違いを見抜けるのが聖学院の生徒なのである。
★おそらく、聖学院で中高を経て成長した高校生は、もはや生徒ではない。つまり、高校生だからといって、大人ではないとみなせない。もちろん、経済的自立とか法律上の問題があるから、成人としての大人とは誰も言えないだろう。しかし、地球市民として大人である。
★今の日本の私たち大人は地球市民の意識を持っていない場合が多いのではないか。その点において、私たちは地球市民として活動している聖学院の高校生を誇りに思わなければならない。
★通常授業のPBL、タイ研修や文化祭、糸魚川農村体験などのプロジェクトという中核的な学びのトレーニングが、「震災プロジェクト」などの高校生による活動につながっていく。パラリンピックに対する支援プロジェクトやタイやミャンマーとの交流プロジェクトなどどんどん広がっていく。
★英語が必要と思えば、英語を大いに学び、外部のブレインを必要とすれば、奔走して連れてくる。資金が必要であればクラウドファンディングを行い、海外にいってリサーチしようと思えば、海外に飛ぶだろう。実際に高校生起業家もでているぐらいだ。
★日本の大学では、自分の研究したいことができなければ、できるところを探して、そこがアメリカの大学であったなら、アメリカに留学するだろう。
★聖学院の高校生は、「僕たちにできることは何か」を考え、議論し、相談し合える学びの環境にある。そこから、いまここでできることから始めていく。小さく始めて世界を変え、未来を創るのだ。このようなPBLを核とする学びを経過して大学や社会にでていくと、そこでやはり活躍するものであるという調査はトランジション調査と言われ、立教大学の中原淳教授や桐蔭学園理事長・トランジションセンター長溝上慎一教授が学問的に調べていて、一定の成果を収めている。
★私たちは、高校生を大学受験というドメスティックな枠に閉じ込めて、いまここで「僕たちにできること」を多角的に考え、活動する場を排除してきた。大人の前に地球市民になることはできるのに、そのチャンスを奪ってきた。そして、それが日本の国力を衰退させる大きな原因であることに、いまだに気づいていないのだ。
★聖学院の先生方は、このドメスティックな見えない精神的物質的壁を崩している。そして地球市民として飛べる、足場や跳躍台や精神のエンジンを創る環境を整えているのである。
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