« 三田国際 Apple Distinguished Schoolとしてのミッション(後編) | トップページ | 工学院 もう一つのSTEAM »

2019年6月19日 (水)

どの立ち位置で思考し対話するか?

★かつて大学院生だったころ、大学は違ったけれど、上智大学のホセ・ヨンパルト教授に思考トレーニングを受けた。マスター終了後、博士後期に進まずに(いや進めずに^^;)、新しい道はないか模索していたころ、Nという塾に出遭った。塾とぃう立ち位置で内部から世界を変えることもありかなと、ホセ・ヨンパルト教授にこんな道見つけましたよと報告がてら対話しに行った。

41wggpzz6l_sx347_bo1204203200_

★静かな祈りの空間のクルトゥルハイムで、やあやあ久しぶりと大歓迎を受けたが、塾の話をするや、怒りの形相になった。なぜ、そこから発信しなければならないのか、どんなにそこで論じても、世界を変えるどころか、現状の闇を強化するだけだ。後悔するから、必ず戻ってこい。

★ギリギリ必要悪として、君の道を認めたとしても、その境界線を君が踏み越えるのは極めて残念だと普遍的父親として言っておくと。

★心の中で、やはり学者は世の中の事をわかっていないし、そうはいっても自然法論では社会は変えられないじゃないかと思ったが、必要悪なら神様もその存在を認めているし、もしかしたら神の計画だからいけるところまで行ってみますと。

★すると、神の計画を持ち出してはいけない。自由意志なのだから、君が決めたことだ。戻ってきたらまた会おうと一応握手をして別れた。その握手は結構強く温かいものだったから、言葉と行いのギャップを今も覚えている。

★教授は他界したから結局再会は果たせなかったが、今なら会ってくれただろうか?相変わらず二足の草鞋だねと普遍的父親のメッセージをもらうだろうか。ただ、どのポジショニングで考えるかが大事であることは、今かなり了解している。

★結局自分の想いは、関係によって変換されてしまうのである。自分の想いを果たせる関係を創れる場が大切であると実感している今日この頃である。

|

« 三田国際 Apple Distinguished Schoolとしてのミッション(後編) | トップページ | 工学院 もう一つのSTEAM »

創造的対話」カテゴリの記事