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2019年5月19日 (日)

2019年東京私立中学合同相談会 in 国際フォーラム(2)異変

★中学入試の受験生や保護者のキャラクターが明らかに変わりつつある。フォーラム内を歩いていると、幾人かの見識者と出遭うが、二極化ではなく、2つのタイプに分かれつつあるねということで話が一致する。かつては、偏差値の高低という意味で二極化だった。しかし、今は偏差値を基準に選択するタイプとグローバルな環境を基準に選択するタイプ(国際理解教育は英語とか異文化理解が中心だが、グローバルな環境とは、海外のエスタブリッシュスクールと同質の環境というコトを示唆する)の2つが併存するということ。

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★聖学院は、思考力(その中でも数学的思考のソフトパワーの強化)とグローバルな教育環境を今年もさらにアップデートしている。清水副校長先生は、ニューヨークやシカゴ、ワシントンなどで海外帰国生対象の説明会から帰国したばかりだ。現地校の生徒が、海外での学校生活と同質の環境を求めると共に、日本語などのケアを求めるが、一人一人に応じた丁寧な対応をする聖学院に個別相談が黒山の人だかりとなっていたと聞き及ぶ。

★帰国生の行動特徴が、鮮明に中学入試の選択動向に反映しているのがなんともおもしろい。帰国生の中にも、従来通り偏差値を基準に選ぶタイプもいるが、そもそも偏差値という眼鏡をもっていない帰国生もいて、教育の質と自分のアイデンティティと共感できるかどうかを基準に選ぶタイプがいる。最近は、後者も増えてきたのだ。

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★したがって、開場されるや否やグローバルな教育環境を求めて聖学院のブースに駆けつける受験生・保護者も多かった。

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★そして斜め迎えの聖ドミニコ学園のブースにも、同校が今年開設したインターナショナルクラスについて話を聞きたいという受験生・保護者がやってきていた。すでに塾説で授業見学が行われて、その反響はすさまじい。

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★また、八王子の工学院のブースにも参加者が集まっていた。国際フォーラムに八王子エリアの学校の相談会に参加するというのは、ある意味珍しい。たしかに、新宿からシャトルバスに乗って登校できるのだが、この話題がそんなに広まっているわけではない。

★広報部長の水川先生によると、国際フォーラムでは、ハイブリッドインタークラスの情報を収集しに来られる帰国生がどうしても多くなりますということだ。

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★富士見丘学園も同様のことが起こっている。帰国生にしてみたら、世界大学ランキング100位内の大学に実績を出している富士見丘学園は、かなりの魅力であるという評判が海外で轟き始めている。

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