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2019年4月18日 (木)

21世紀型教育の意味(14)レガシーとイノベーションの統合の意味 静岡聖光学院が最適モデル

★静岡聖光学院の新校長星野先生は、昨年の今頃から、すなわちわずか1年間で、グローバルイマージョンプログラムを11もデザインした。イートンカレッジをはじめとするイギリスの名門校、マレーシア、タイ、インドネシア、オーストラリアなどの名門校、あのGAFAをはじめとする連携・提携プログラム。語学研修以上の探究や学問、起業家養成といったグローバルなネットワークを形成したのである。

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(シリコンバレーでアントレプログラム。GAFAの拠点に挑む静岡聖光学院の生徒。写真は同校サイトから。)

★中でも、イートンカレッジとの連携は、ラグビーの中高国際大会交流にまでに発展する予定だ。そして、このグローバルイマージョンは、どの学校も先鋭的なイノベーション教育を実施している、各学校のレガシー部分を現代化していることが共通している。

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(4月17日、タイのチェンライ・プロヴィンシャルスクールとのMOU締結式が行われた)

★静岡聖光学院の場合は、カトリック的な精神を学問というプログラムで教育現実態を形成してきた伝統がある。この伝統を今度はグローバルイマージョンという環境の中でさらに拡充進化させていくというイノベーションを果たしている。見事なレガシーとイノベーションの統合である。

★この統合の中で、C1英語やPBL型授業、プログラミングなどのSTEAM教育は、強力な武器になっている。今まで知の拠点と言えば、どの国も首都を中心としてきたが、地球規模の地図でいえば、静岡聖光学院のような、真理は自由にするという学問的な精神をイノベーションによってさらに拡充進化させる学びの環境があるところが拠点であり、その拠点同士がつながる新しいプラットフォームこそ、子供たちにとっての最適な知の環境となろう。




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