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2019年4月20日 (土)

未来を創る教育<01>2025年問題を乗り越えるプラン着々

★4月18日(木)全国学力調査テストが行われた。中3は英語もあり、スピーキングはCBTとなった。すでに大学入試における民間英語資格団体でも予備テストは行われていて、技術的問題や運営問題が整理されていたが、その問題解決は全国学力調査テストではうまく解決されていなかった部分もあると聞き及ぶ。

★しかし、いずれにしても100万人近くの生徒が受けることができたのだから、CBTは可能なのであろう。いずれいったんは保留になっていたものの、大学入試改革にも導入されるのは、時間の問題だ。

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★このCBTは、全国学力調査テストによる学びの改善や大学入試改革の武器であると同時に、2025年問題やそれを解決するソサイエティ5.0を目指す2030年から2040年にかけての国家戦略の1つである。そして、日本がそのような戦略を計画し実施せざるを得ないのは、世界同時的なAI社会へのイノベーション競争があるからでもある。

★このグローバルなAI社会競争の是非は、いろいろ言われているが、止めることはできない。ユートピア的には、限界消費ゼロ社会や化石燃料脱却イノベーションが起こり、強欲資本主義の終焉を導くかもしれないし、一方で、AI軍事力やAI格差資本主義、AI監視社会が広がるデストピアをまねいてしまう可能性もあり、両義性を内包している。どちらも、進化であるから、人は立ち止まることはできない。

★2025年問題は、たしかに75歳以上の人口がおよそ20%も占める超高齢化社会になると予測されているし、そうなると生産年齢人口は激減する。GDPは急激にダウンする。一方で、高齢者の介護問題や医療問題が山積となる。

★これを解決するには、AIによるサポートが極めて重要になるが、この高度技術を支える人材が不足している。経産省によると2030年には約60万人不足すると言われている。

★それゆえ、高度外国人材の受け入れ態勢を整え、法整備をしていこうという流れになっている。

★これが、英語教育が急に注目を浴びるようになった背景だし、高度技術人材養成の出発点としてSTEAM教育の実践が重要になってきている。したがって、大学入試のことだけ考えていたのでは、子供たちの未来を奪うことになりかねないという話なのだ。

★だから、21世紀型教育に反対しようが異議を唱えようが、タイタニック号にならないためには、舵をきらざるを得ないのである。この意識は、まだまだ日本全体の学校現場では浸透していない。どうしても目の前の話になる。やがて氷山にぶつかって砕けるのに、いまここで楽しければよいし、きちんと勉強していてくれればよいしという話も残念だけれど多い。

★しかし、変化は残念ながら時代の力が動かすから、そこに逆らっても止めようがない。CBTもSTEAM教育も、現場での技術的適合や運営上の問題解決は、着々とクリアしていくのである。

★2025年問題とそれを解決しようという様々な試みは、結局また新たなイノベーションを生み出す。現実と理念の融合という事態はそういう化学変化を生みだしていく。それがデストピアに向かうのかユートピアに向かうのか。

★「わたしたちの地球」は、しかし自らの命を守るように働く。地球の命とは、自然とAI社会と人間の精神の好循環である。これまでは、この3つが互いに外部化しあっていた。悪循環を生んだいた。20世紀はじめ頃までは、この悪循環が生み出す負の産物は、自然浄化できていたが、もはやそれは限界に達したのは言うまでもない。だから、それを好循環に転換するイノベーションと寛容さを「わたしたちの地球」は歓迎するはずである。

★このビジョンを遂行する高度人材を少なくとも21世紀型教育は輩出することになる。着々と「わたしたちの地球」は、自らの夢を完成させようとしている。そろそろわたしたちは、わたしたち人類の夢ではなく、「わたしたちの地球」の夢に気づくときがやってきたのではないか。それがグローバル教育のミッションであろう。


 

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