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2019年4月26日 (金)

未来を創る教育<04>アサンプション国際小学校 感動の学校雰囲気

★アサンプション国際小学校は、21世紀型教育を導入し、共学化、校名変更をして3年目を迎えた。改革は紆余曲折、試行錯誤様々な局面に遭遇する。先生方にとっては、未知の局面に何度もぶつかっただろうし、不確実な事態を目の前にもしたことだろう。

★しかし、先生方は一丸となって乗り越え、そのような変化のダイナミクスによく耐え、逆にそれをテコに新しい世界にジャンプした。そして、今日、感動しないではいられないほど、学校の雰囲気が良い。

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★授業における先生と生徒のコミュニケーション、フィールドワークの時に身体感覚を研ぎ澄ます感性、あいさつをするときの心の温かさ、社会に興味をもつ姿勢、あらゆるものにワクワクして立ち臨む好奇心旺盛さ、友達をいたわる優しさ・・・あらゆるシーンで、一貫したルールが響いている。

★ルールが響き渡っているのに、開放的な雰囲気が染みわたっている。また、いろいろなことに驚き、不思議に思い、好奇心を旺盛にする真理への自由の翼が広がっている。これはちょっと考えると凄いことだ。

★なぜなら、ルールと言えば、規則とか、校則とか、決まりとか、道徳とか、守らねばならない強制力というイメージを、たいていの場合はいだくだろう。しかし、アサンプション国際小学校のルールは抑圧とか強制とか規律とかいう意味とは全く違うものだ。それは平衡というバランスを生み出すメカニズムを意味している。

★規律か自由かとよく問題になるが、アサンプション国際小学校では、内なるルールはあらゆる局面で精神を開放的にする自由となっている。アサンプション国際小学校の雰囲気のよさは、まさにこの平衡を生み出すルールとしてのメカニズムなのではあるまいか。

★ちなみに、OECD/PISAでは、学校教育の質を表現する指標の一つに、この「雰囲気」がある。「学級雰囲気」がよくない国に日本は挙げられている。アサンプション国際小学校の「雰囲気」が良いということは、世界から見れば、日本の教育を変えるヒントがあるということだ。これもまた、気づかれざるアサンプション国際小学校のすてきな点なのである。

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