学びの組織を開発する先生方と共に≪16≫ アサンプション国際小学校 進化する<学習する組織> ②
★教頭蒲生先生といっしょに授業見学をしながら、「対話」をしているとおもしろいのは、「経験」と「理論」を往復しながら「発見」や「気づき」があるからだ。3月の段階で、新学期への学びのビジョンについて「対話」したときに、アサンプション国際小学校の豊かな授業の様子を聞いた。
★わくわくする話だったので、その豊かな子供たちとのPBL型授業のメカニズムについてループ図を描こうというコトになった。改革に着手した3年前から、アサンプション国際小学校の先生方とは、すぐにドコデモシートをだして、ループ図を描いて可視化するワークショップを行っていた。U理論のクリエイティブ・スクライビング手法を行っていた。
★だから、「対話」しながらスクライビングするのは、私たちにとっては自然なことだった。そのときは丹澤校長も同席していたが、丹澤校長もまたこのスクライビングやフローチャートを描くのは手慣れたものである。保護者会や説明会などでパワーポイントでフローチャートを示しながら情熱的に語るから、保護者はすぐに共感する。
★「対話」には、ホワイボードやドコデモシートは欠かせない。暗黙知を可視化しながら共有できるからである。これは<学習する組織>の大切な構成要素であるシステム思考を相互に豊かにしていける。
★そんなこともあり、授業見学の時に、当然システム思考の共経験をもとにみていくから、どの授業にもやはり同じような学びのサイクルがあることを確認・検証していけた。「ああ、やっぱり経験を大事にしていますね。」「そうなんですよ」と互いに目を輝かせながら。
★小学校3年生のイングリッシュコースの理科の授業で、植物や動物の英単語のトレーニングをしている授業を拝見したが、蒲生教頭は、「この授業は、英単語を丸暗記するのではなく、キャンパスの自然をフィールドワークしながら照らし合わせていくのですね。英語の授業ではなく、理科のイマージョン授業なので、当然観察とスケッチをしてきます」と語る。
★たしかに、子供たちのノートをのぞくと、英語で書かれていた。まだ小学校3年生。将来が実に楽しみだ。蒲生教頭は、「このような経験は、本当に好奇心を生みだします。私たちも子供たちのワクワクする姿にエールを贈られ、もっと楽しいそれでいて子どもたちの感性や知性が成長する学びのプログラムを創意工夫したくなるのです。モチベーションのスイッチを子供たちに押してもらっていますよ」と。
★快活で好奇心いっぱいの小学生の表情を写真でお伝えしたいが、ネットでの問題を考慮して載せることは控えたい。しかし、その姿を想像するのは難しくないと思う。
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