グローバル教育3.0にシフトするとき(01)昭和女子大学附属昭和の場合 知の集積場プレミアムトライアングル
★今年の昭和女子大学附属昭和中学校(以降「昭和女子」)の応募者総数は、704人で、前年対比139%、実質倍率1.6倍(2019年2月25日現在 首都圏模試センター調べ)だった。中学入試における女子校人気が低迷する中、注目を浴びている女子校である。

(英国短期留学 キングススクール。写真は昭和女子facebookから)
★ディプロマゾーンでは、卒業生の60%が昭和女子大に合格している一方で、国公立や早稲田学、慶応大学、上智大学などにも多数進学している。しかも、海外大学の進学者も着実に出始めている。
★ある意味、近未来へのキャリアデザインは安心できるし、大学卒業後の社会の変化に対応するカリキュラムゾーンも充実している。グローバル教育も、世界各地への留学ネットワークは魅力的だが、中でも英国と米国ボストンへの留学は、海外大学進学のベクトルが、世界大学ランキング100位内に向かっている期待が持てる。


(英国短期留学 キングススクール。写真は昭和女子facebookから)
★ディプロマゾーンでは、卒業生の60%が昭和女子大に合格している一方で、国公立や早稲田学、慶応大学、上智大学などにも多数進学している。しかも、海外大学の進学者も着実に出始めている。
★ある意味、近未来へのキャリアデザインは安心できるし、大学卒業後の社会の変化に対応するカリキュラムゾーンも充実している。グローバル教育も、世界各地への留学ネットワークは魅力的だが、中でも英国と米国ボストンへの留学は、海外大学進学のベクトルが、世界大学ランキング100位内に向かっている期待が持てる。

★SGH(スーパーグローバルハイスクール)認定校でもあるので、CEFR基準でB2の英語教育環境をベースにしているし、アクティブラーニングも当たり前である。したがって、論理的思考力育成も充実している。大学入学共通テストへの準備はお釣りがくるぐらいだろう。
★そしてスーパーサイエンスコースの充実ぶりは、今後のSTEAM教育につながることを予感させる。

(ボストンでグローバルイマージョン。)
★つまり、昭和女子は、国際理解教育ベースのグローバル教育1.0の段階はとっくに過ぎ去り、グローバル教育2.0段階を完成させている。昭和女子の立地は、渋谷―二子玉川―自由が丘に囲まれる東急プレミアトライアングルエリア。グローバル教育1.0と2.0の違いがわかる富裕層が集結している。
★それゆえ、昭和女子は人気があるし、グローバル教育3.0を今まさに完成させようとしている三田国際も隣接していて、昭和女子もグローバル教育3.0に向かう準備ができていることも、人気の相乗効果をあげている。
★このトライアングルエリアの延長上に、洗足学園、森村学園があり、やはりグローバル教育2.0を完成させようとしている。いずれは、3.0に向かうだろうが、その前に三田国際、八雲学園、昭和女子、聖ドミニコ学園の順に完成していくスピード感の方が目立っている。
★もちろん、どこに目立っているかというと、桜新町を中心とするエリアに居住する富裕層の間でであって、まだ中学受験市場全体で目立っているわけではない。
★塾の中には、この富裕層市場と中学受験市場のズレを敏感に意識するところも現れてきている。三田国際、八雲学園、昭和女子、聖ドミニコは、「思考力型問題」を積極的に取り入れている。4科目の入試に30%思考力問題を埋め込んだり、思考力入試や算数一科目入試、自己アピール入試などの新タイプ入試を実施しているが、それは、知識・理解思考からディープな思考育成へシフトしていることの論より証拠なのである。入試問題は学校の顔である。
★したがって、この新タイプ入試の対策講座を開始している塾も登場してきているのである。
★このようなグローバル教育3.0の肝は、もちろん、2025年問題、2040年問題と続く、世界同時的政治経済社会の変化のダイナミクスをマネジメントして世界平和や日本社会のリフォームを果たす人材輩出である。
★特に日本は、バブルがはじけて以降、デフレと少子化に歯止めがかからない。アベノミクスも、ここにきて20世紀型経済の成功体験を追認しているだけだとそろそろ危うさが世間に広まりつつある。閉塞感はどんより重圧になってきている。
★この重圧感に押しつぶされるのではなく、払しょくするには、さすがにAIがやってくれるわけではない。AIを活用し、限界消費ゼロ社会としての新しい経済社会を再デザインする人材育成以外に、乗り切れないだろう。
★かつて、軍事力で世界を支配した大航海時代は、産業革命によって経済力によって支配された資本主義に転換された。しかし、いずれにしても、羅針盤、火薬、活版印刷、石炭、石油資源によるエネルギーの産出といったイノベーションがその背景にはあった。そして、21世紀は知の時代へのシフトであり、その背景には、やはりAIというICTの粋を集めたイノベーションの発明が横たわっている。
★このソフトパワーの生成とマネジメントこそ未来への希望であり、東急プレミアムエリアは、その一大プラットフォームなのだ。
★そしてスーパーサイエンスコースの充実ぶりは、今後のSTEAM教育につながることを予感させる。

(ボストンでグローバルイマージョン。)
★つまり、昭和女子は、国際理解教育ベースのグローバル教育1.0の段階はとっくに過ぎ去り、グローバル教育2.0段階を完成させている。昭和女子の立地は、渋谷―二子玉川―自由が丘に囲まれる東急プレミアトライアングルエリア。グローバル教育1.0と2.0の違いがわかる富裕層が集結している。
★それゆえ、昭和女子は人気があるし、グローバル教育3.0を今まさに完成させようとしている三田国際も隣接していて、昭和女子もグローバル教育3.0に向かう準備ができていることも、人気の相乗効果をあげている。
★このトライアングルエリアの延長上に、洗足学園、森村学園があり、やはりグローバル教育2.0を完成させようとしている。いずれは、3.0に向かうだろうが、その前に三田国際、八雲学園、昭和女子、聖ドミニコ学園の順に完成していくスピード感の方が目立っている。
★もちろん、どこに目立っているかというと、桜新町を中心とするエリアに居住する富裕層の間でであって、まだ中学受験市場全体で目立っているわけではない。
★塾の中には、この富裕層市場と中学受験市場のズレを敏感に意識するところも現れてきている。三田国際、八雲学園、昭和女子、聖ドミニコは、「思考力型問題」を積極的に取り入れている。4科目の入試に30%思考力問題を埋め込んだり、思考力入試や算数一科目入試、自己アピール入試などの新タイプ入試を実施しているが、それは、知識・理解思考からディープな思考育成へシフトしていることの論より証拠なのである。入試問題は学校の顔である。
★したがって、この新タイプ入試の対策講座を開始している塾も登場してきているのである。
★このようなグローバル教育3.0の肝は、もちろん、2025年問題、2040年問題と続く、世界同時的政治経済社会の変化のダイナミクスをマネジメントして世界平和や日本社会のリフォームを果たす人材輩出である。
★特に日本は、バブルがはじけて以降、デフレと少子化に歯止めがかからない。アベノミクスも、ここにきて20世紀型経済の成功体験を追認しているだけだとそろそろ危うさが世間に広まりつつある。閉塞感はどんより重圧になってきている。
★この重圧感に押しつぶされるのではなく、払しょくするには、さすがにAIがやってくれるわけではない。AIを活用し、限界消費ゼロ社会としての新しい経済社会を再デザインする人材育成以外に、乗り切れないだろう。
★かつて、軍事力で世界を支配した大航海時代は、産業革命によって経済力によって支配された資本主義に転換された。しかし、いずれにしても、羅針盤、火薬、活版印刷、石炭、石油資源によるエネルギーの産出といったイノベーションがその背景にはあった。そして、21世紀は知の時代へのシフトであり、その背景には、やはりAIというICTの粋を集めたイノベーションの発明が横たわっている。
★このソフトパワーの生成とマネジメントこそ未来への希望であり、東急プレミアムエリアは、その一大プラットフォームなのだ。
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