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2019年3月14日 (木)

PBLの肝はマインド思考×システム思考(08)SDGs実現のための研究をする授業デザインに転換する。

★今やSDGsについて知らない人はいなだろう。世界の痛みを知る活動は政財官学をはじめいろいろな領域で広まっている。

★もし、この17のグローバルゴールズを知り、各細目の都合169のターゲットを読んで、実行しようと思えば、2020年の大学入試改革は当然行わなければならないし、行ったとしてもSGDsを実現するにはまだまだ改革はゆるやかすぎるということがわかるはずだが、そういう理解は案外乏しい。

Sdgs
 
★未だに、PBL型授業不要論もあり、一方通行的講義でよいとされているのも、本当にSGDsを実現しようと思えば、それはおかしいということがわかるはずだ。

★また、学歴社会が眼前と広がっていることも、全くおかしいということがわかる。法の支配から見てどうなのかと。何を大げさなとSDGsのバッチを胸にピカピカつけている人が言っているのを聞いて、違和感を感じてしまう。

★グローバルゴールズ「16.平和と公正をすべての人に」の中のターゲットの一つに「国家及び国際的なレベルでの法の支配を促進し、全ての人々に司法への平等なアクセスを提供する。」という目標がある。

★学歴社会は、公正ではないし、権力構造を生みだしてしまう人の支配に法の支配をすりかえてしまう可能性大だから、2030年までに解消しなければならないというのがSDGsの発想なはずだ。果たしてどうなのだろう。。。

★グローバルゴールズ「12.つくる責任 つかう責任」の中のターゲットの一つに「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。」という目標がある。

★大量消費、大量生産、大量移動、大量情報といったポストモダンを止めましょうねと置き換えることができるが、強欲資本主義やGAFA覇権をどうやって脱構築できるのだろう。。。

★グローバルゴールズ「10.人や国の不平等をなくそう」には、「2030年までに、各国の所得下位40%の所得成長率について、国内平均を上回る数値を漸進的に達成し、持続させる。」というターゲットがある。

★各国の所得下位40%の所得成長率について、国内平均を上回る数値を漸進的に達成すれば不平等はなくなるのだろうか?超富裕層はなくならないわけだし。。。

★本気でSDGsを考えていくのなら、ちゃんと哲学や社会学、心理学などを高校生も学び、「法の支配」ってどうやって作るのか、どうやってできているのか、今の制度設計は法の支配にそっているのかなど現象学的還元みたいな方法で検討をする必要があるだろう。

★それにSDGsの実現は、かなり高度な技術的な未来志向が包含されているから、STEAM教育をもっと徹底しなくてはならないだろぅ。。。

★今の教科学習やこれからの探究に盛り込む必要があるが、そうなると既存の教科学習は結果的に創造的に破壊されてしまうだろう。探究も本当は大学に行く前から研究に変換して構わないのではないか。

★高校無償化は、研究によって給料制にすればよいわけだし。

★とにかく「哲学」と「限界費用ゼロ社会」を急ぐSTEAMを全面的にプログラムデザインした授業を初等中等教育全体でやることなのだ。もちろん、全世界レベルでだ。

★その授業は当然PBL型にならざるを得ないし、マインド思考とシステム思考がベースにならざるを得ない。

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