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2019年3月 6日 (水)

PBLの肝はマインド思考×システム思考(03)一橋大学の地理の問題もすてきな探究への誘い。

★今年の一橋大学の地理の入試問題は、全部で3題。いずれもおもしろい。自然と社会と人間の思惑の循環がうまくいっていない状況を見破っていく問題ばかり。

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★中でも、このグラフ一つに関連する背景知識を結び付け、国内と欧米との貿易、戦争などの国際政治経済の問題点を見出していく問題は、中学入試の思考力入試でも取り扱われる問いかけデザインである。

★このタイプの問題は、年表のデータベースを作成しておくと便利である。そのうち、そのデータベースを作成して、データどうしをクロス(つまり結びつける)すること(システム思考の発動)によって、問題を発見する(マインド思考の発動)アプリを作成する生徒は当然出現するだろう。

★聖学院の高3生が、つい先日起業したように、ICT関連の仕事のアイデアは、身近なところにたくさんある。多くの高校生がどんどん市場を創っていくだろう。しかも、このタイプの問題は、身近であると同時に世界リスクを見通す問いでもある。

★PBL型授業や探究の時間が、このような動きに結びつくきっかけは、このような入試問題にもちゃんとある。真理は真理ということだろう。

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