謙虚な問いかけ~C軸思考を解放する問いかけ
★しかし、当時の私は、今もだが、関係総体主義で、わかりやすい要素分解主義ではなかったから、キャリア・アンカーの8つの項目のうちどれかを選択するような考え方は無理だった。それゆえ、その研修チームからは私は距離を置くことになる。
★もし、そのときに私立学校研究をしていたら、キャリア・アンカーを私学の建学の精神のレベルでとらえ返し、8つの項目の関係総体がその私学が生み出す人間像であることを研究したかもしれない。
★エドガー・H・シャインの邦訳もその当時は少なかったから、キャリア・アンカーという知識を研修概説書などで読んだだけだったという見識のなさもあったろう。
★1998年以降私学教育の研究センター(今は閉鎖され、私は独立して本間教育研究所を開設しているが、私一人の個人事業だから研究なんてたいしてできないのあるが)を開設したが、そこでは授業のプログラムデザインに集中していたから、キャリア教育にまで射程は広がらなかった。
★それに、基本的に今もそうだが、各授業が系統的知識学習と経験学習とキャリア教育の循環を生み出すPBL(Project based Learning)をコンパクトにデザインすることはいかにして可能かばかりやってきたから、キャリア教育の文献が目に入らなかった。
★とはいえ、組織開発、人材開発、組織文化は、授業そのものにダイレクトに反映するので、その文献はある程度あたってきた。しかし、それらは、キャリア教育という範囲ではなく、学習組織という範囲の文献だった。今にして思えば、ピーター・センゲもMITの教授なのだから、ある意味同僚のエドガー・H・シャインもすぐに射程に入るはずなのに、なにゆえ今頃出会うことになったのだろうか。

★それはともかく、アマゾンで検索していると、「問いかける技術」という彼の本に興味がわいた。邦訳のタイトルには触手は動かなかったが、その下に表記されている原題に関心をもった。謙虚な問いかけ?いったいそれとキャリア・アンカー、いやいや建学の精神とどんな結びつきがあるのか?と。いずれにしても、謙虚な問いかけの技術は、C軸思考の解放に関係する技術のはずだ。。。
★しかも、キンドル版で出版されてもいるから、すぐにポチっと。相変わらず、斜め読みだが、まさにC軸思考対話で重要な問いかけのスキルだった。エドガー・H・シャインは、4種類の問いかけについて書いているが、 やはりカテゴリーに分けて、謙虚な問いかけを選択するような感覚で書かれているような気がした。
★しかし、私は、上記図のように座標系でとらえ、どれか一つを選ぶというより、4種類の問いかけを使い分けしながら対話していくと捉えたほうがしっくりくる。
★今まで、私自身は抑圧的か受容的かの2種類分けで、対話分析をしていたから、「なぜ?」という問いが気になる場合とそうでない場合があるのを説明できないできた。
★「なぜ?」という問いかけが、4種類あるということに気づかなったのだ。おそらく謙虚な問いかけと戦略的対決的問いかけという2種類のフィルターで分析していたから、ほかの2種類のタイプの「なぜ?」にただ違和感を感じるだけだった。
★とくに診断的・分析的な問いかけは、謙虚な問いかけのカテゴリーにいれてしまっていたから、何か気づきを強制されるような鬱屈感を感じ、その対話に抑圧的な部分はないか問いかえしてながらその場を調整した気になっていた。
★しかし、診断的・分析的問いかけは、あらかじめ認知的多様性の内の1つを選択して、それに合わせて診断と分析をしていくわけだから、その問いかけが多すぎると、認知的な特徴のズレがある人間にとっては、違和感を感じるのは当然だったのである。
★エドガー・H・シャインの主張と他の本を少し読みながら、社会構成主義的な見方や社会学的な視点、新しい哲学的な方法などで置換・変換してみようかとふと思った。
★もっとも、買っ読・積ん読・放っ読で終わるだろうが^^);。
★それに、基本的に今もそうだが、各授業が系統的知識学習と経験学習とキャリア教育の循環を生み出すPBL(Project based Learning)をコンパクトにデザインすることはいかにして可能かばかりやってきたから、キャリア教育の文献が目に入らなかった。
★とはいえ、組織開発、人材開発、組織文化は、授業そのものにダイレクトに反映するので、その文献はある程度あたってきた。しかし、それらは、キャリア教育という範囲ではなく、学習組織という範囲の文献だった。今にして思えば、ピーター・センゲもMITの教授なのだから、ある意味同僚のエドガー・H・シャインもすぐに射程に入るはずなのに、なにゆえ今頃出会うことになったのだろうか。

★それはともかく、アマゾンで検索していると、「問いかける技術」という彼の本に興味がわいた。邦訳のタイトルには触手は動かなかったが、その下に表記されている原題に関心をもった。謙虚な問いかけ?いったいそれとキャリア・アンカー、いやいや建学の精神とどんな結びつきがあるのか?と。いずれにしても、謙虚な問いかけの技術は、C軸思考の解放に関係する技術のはずだ。。。
★しかも、キンドル版で出版されてもいるから、すぐにポチっと。相変わらず、斜め読みだが、まさにC軸思考対話で重要な問いかけのスキルだった。エドガー・H・シャインは、4種類の問いかけについて書いているが、 やはりカテゴリーに分けて、謙虚な問いかけを選択するような感覚で書かれているような気がした。
★しかし、私は、上記図のように座標系でとらえ、どれか一つを選ぶというより、4種類の問いかけを使い分けしながら対話していくと捉えたほうがしっくりくる。
★今まで、私自身は抑圧的か受容的かの2種類分けで、対話分析をしていたから、「なぜ?」という問いが気になる場合とそうでない場合があるのを説明できないできた。
★「なぜ?」という問いかけが、4種類あるということに気づかなったのだ。おそらく謙虚な問いかけと戦略的対決的問いかけという2種類のフィルターで分析していたから、ほかの2種類のタイプの「なぜ?」にただ違和感を感じるだけだった。
★とくに診断的・分析的な問いかけは、謙虚な問いかけのカテゴリーにいれてしまっていたから、何か気づきを強制されるような鬱屈感を感じ、その対話に抑圧的な部分はないか問いかえしてながらその場を調整した気になっていた。
★しかし、診断的・分析的問いかけは、あらかじめ認知的多様性の内の1つを選択して、それに合わせて診断と分析をしていくわけだから、その問いかけが多すぎると、認知的な特徴のズレがある人間にとっては、違和感を感じるのは当然だったのである。
★エドガー・H・シャインの主張と他の本を少し読みながら、社会構成主義的な見方や社会学的な視点、新しい哲学的な方法などで置換・変換してみようかとふと思った。
★もっとも、買っ読・積ん読・放っ読で終わるだろうが^^);。
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