« 学びの組織を開発する先生方と共に≪01≫マニュアルやパッケージの背景を読み解くことの大切さ | トップページ | 【2019年大学合格実績05】都立中高一貫校の東大合格恒常化の意味 »

2019年3月12日 (火)

2020年首都圏中学入試の学校選択(11)八雲学園の場合 進化がとまらない。

★八雲学園の進化が止まらない。この進化のスピードになかなか世間は追いつけないかもしれない。八雲学園は、常に成長し続けているから、小まめに同校のサイトを見たり、facebookなどでフォローしておくことは重要である。

4

★八雲学園は世界中のエスタブリッシュな私立学校のコミュニティに2017年に正式認定され加盟した。準備段階からいれるともう5年くらい経過しているだろうか。

★準備段階でも、八雲学園のグローバルな教育は飛躍的に豊かになり、その質の向上は目覚ましかったが、正式加盟してからそれは指数関数的な急激な上昇カーブを描いている。

2
(中3最後の春休みにサンタバーバラで研修。これまでトレーニングしてきた英語のシーンをそのまま応用できるプログラムになっている。写真は同校サイトから。)

★ラウンドスクエアに加盟している学校は世界に50か国あり、その数は180校になっている。それらの学校が、毎月八雲学園に訪れ、ホームステイして国際交流をしていくのだ。

★同時に訪れた学校に、八雲学園の生徒もホームステイして国際交流をしに留学する。この留学費用は、もちろん航空運賃ぐらいだ。

Photo

( 昨年6月にオーストラリアの留学生を受け入れた縁で、高校1年生が約1カ月半にわたってホームステイをしながら、オーストラリアのBunbury Cathedral Grammer Schoolに留学している。欧米では慣例のパーティでの舞踏会にデビュー。これもまた文化交流の1シーン。写真は同校サイトから。)

★準備段階で、知ってはいたけれど、実際に目の前で繰り広げらると、そのすばらしさ、凄さ、教育力の高さに改めて気づき、私たちも迎えるにあたり高いレベルの教育を創ることに必死になるとは、広報部長の横山先生。

★横山先生は、実際にご自身の家庭に加盟校の生徒を迎え入れ、ホストファミリーの体験をしているからなおさらそう感じているのだろう。

★また、高校部長の菅原先生によると、中学1年から行うレシテーションコンテスト、スピーチコンテスト、英語劇、イングリッシュフェアー、サンタバーバラの3週間研修、3か月留学、高校の短期留学などの英語に関する多様なプログラムもラウンドスクエアの生徒を迎え入れるためにゴール設定が自ずと高くなっているということだ。


★なによりも驚くのは、ラウンドスクエアの加盟校の生徒は、自らどんどん行動していくから、八雲生もそれに負けじと活躍しだす。昨年秋、ラウンドスクエアの国際会議がカナダで行われたとき、イエール大学に立ち寄って、大学生と5月末から6月頭で毎年行う、国際音楽交流の段取りのミーティングを開催したぐらいだという。

★もちろん、これらの行事で活用される言語は、英語であるが、もはや八雲学園では、英語で日々対話をすることはある意味当たり前になっている。

★やがて、海外の大学へ進学する生徒も多数出てくるだろう。そのときに八雲学園は凄いと思い、入学しようとすると相当高嶺の花になってしまっているだろう。


★2021年の大学合格実績を待つ前に選択すると、入っていてよかったと思うことになることは間違いない。


★そうそう、帰国生は、八雲学園が帰国生クラスを作っていないことに不安を感じているかもしれない。昨今、帰国生クラスをつくっているところは、確かに帰国生に人気ではある。しかし、八雲学園はおそらく作らないまま、帰国生を募集するだろう。

★もちろん、取り出し授業とか、日本語授業とかは、ウェルカムの精神があるから、必要に応じて柔軟に対応してくれる。しかし、それよりも、どのクラスに入っても帰国生が満足できるグローバル授業を行っているという状況にしようと八雲学園はしている。これが破格でないとすれば何が破格なのだろうか。

★学校全体が、インターナショナルスクール級の英語環境で、インターナショナルスクールにはない日本の文化を学べる環境で、高校卒業資格も取得できるようになる。このような学校環境は、しかしながら生徒の協力も必要だ。2021年からこのような環境になるが、それまでは、帰国生が入学してこのような環境づくりのリーダーシップを発揮するのも善き経験であろう。

|

« 学びの組織を開発する先生方と共に≪01≫マニュアルやパッケージの背景を読み解くことの大切さ | トップページ | 【2019年大学合格実績05】都立中高一貫校の東大合格恒常化の意味 »

中学入試」カテゴリの記事