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2019年3月10日 (日)

【2019年大学合格実績02】東京都市大学附属等々力の躍進の意味。 五島慶太の夢実現か。

★東京都市大学附属等々力の大学合格実績速報を下記のように作成。躍進していることがわかる。

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★進学教育と国際教育やサイエンス教育に力を入れて、これだけの実績をだしているんだから、今年も中学入試は人気だったが、2020年中学入試はさらに人気がでるだろう。

★特に帰国生の海外へ直接に出向いてのリクルート活動は活発で、担当の教師の優れたプレゼンテーションは評判が高い。それもあって、今年も帰国生入試も113人で、前年対比153%である。算数一科目入試やアクティブラーニング入試など新タイプ入試も実施し、学内の教育イノベーションも起動している。

★そのよなことが複合的に関連して、中学入試の応募の人気と大学合格実績の相関が極めて高い結果となっている。進学教育と進歩主義的教育の二兎を追う教育システムは好循環を回り始めたといえよう。

★そして、この都市大等々力のきょゆいくの質とパフォーマンスが豊かになっていることは、東急グループの戦略にとって極めて重要なのである。

★東急グループは、その創設者五島慶太の理念を今も継承している。電鉄と学校と恒久住宅街がセットの都市開発なのである。

★裕福な帰国子女の家庭を田園都市線と東急線沿線上に集めるには、彼らが満足する学校教育がなければならない。インタナショナルスクールの誘致とそれほどお金がかからないが、同質の教育レベルで一条校である私立学校の存在である。

★特に渋谷―二子玉川―自由が丘の東急プラチナトライアングルゾーンは、富裕層が集まる都市計画を進めている。田園都市線と東急線は、多摩川を超えてさらにそのゾーンを広げることも行っている。渋谷―武蔵小杉―たまプラーザである。この拡大の意味は、準富裕層とアッパーマス層の住宅ゾーンになっていけばよいわけである。

★そういう意味では、五島慶太が創立者である東京都市大学附属等々力が、その拠点になることはある意味必須条件である。

★とはいえ、隣接校は、三田国際、聖ドミニコ学園、洗足学園、駒場東邦、渋谷教育学園渋谷、昭和女子大附属昭和、八雲学園など進歩主義的教育を行って実績もあげているところも多く、なかなか拠点として覇権を握るのには時間がかかる。

★しかし、東急グループにとっては、プレミアムゾーンに属する学校の教育の質が上がってコレクティブインパクトを生みだすことはプラン通りなのである。

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