学びの組織を開発する先生方と共に≪01≫マニュアルやパッケージの背景を読み解くことの大切さ
★そのためには、どうしたらよいのだろうといつも考えてしまいますが、今のところ、それは、コレクティブインパクトを生みだす仲間づくり以外にないなあと思っています。1人の力とはそんなに大きなものではないですが、その1人の力を極めていくことが重要で、その極めた1人ひとりが集まった仲間はコレクティブインパクトを起こし世界を変えるのではないかと信じているわけです。
★その世界とは、個人の世界でもあり、組織の世界でもあり、社会の世界でもあり、世界の世界でもあります。
(今の自分が頼りにしている本ですが、そろそろ抜け出ようと思っていますが、まだまだその道が見えていません。)
★だから、1人ひとりと出会って、互いに自己を極めていく組織を創ろうとした/しているわけです。私の場合は、その組織は学校や塾です。そこに存在する先生方とか生徒のみなさんと学習する組織を形成できればなんとかなると思っているのです。
★地道な作業で、メディアも注目しない小さな作業ですが、私の人生の中で実際に会ってというか遭遇して衝撃をうけた1人マザー・テレサのこんな言葉に突き動かされているのかもしれません。
★地道な作業で、メディアも注目しない小さな作業ですが、私の人生の中で実際に会ってというか遭遇して衝撃をうけた1人マザー・テレサのこんな言葉に突き動かされているのかもしれません。
「偉大なことなんてできまないんですよ。大きな愛を抱いて、小さなことをやるのみです。」“You cannot do great things. You can only do small things with great love.”
★果たして自分を愛する以上に他者への大きな愛を抱けるかどうか、全く自信はないのですが、小さなことを愚直に押し進める行為が結果的に大きなアガペーにつながればよいぐらいでご容赦いただいて、ともかく、組織開発にしろ、人材開発にしろ、学習開発にしろ、大事なのは、その開発の仕方よりも何よりも、開発をする人間そのものだと思っています。その上で、開発の仕方の創意工夫は極めて重要です。
★あの星々のごとく自分の心にも輝く黄金律(man for others)をマインドセットできて自己の道を究めようとしている仲間との出遭いを大切にしたいと思い、先生及び生徒と学びのチームを創っています。
★「組織開発の探究 理論に学び、実践に活かす」の著者の1人中原淳氏が、同書の中でこう語っています。ああ私の想いと似ているところがあるなと思ったので、引用します。
★あの星々のごとく自分の心にも輝く黄金律(man for others)をマインドセットできて自己の道を究めようとしている仲間との出遭いを大切にしたいと思い、先生及び生徒と学びのチームを創っています。
★「組織開発の探究 理論に学び、実践に活かす」の著者の1人中原淳氏が、同書の中でこう語っています。ああ私の想いと似ているところがあるなと思ったので、引用します。
「この本で論じられているのは、まさにそのマインドのような部分だと思っています。組織開発における物の見方は、どのような哲学的な前提に基づいたものなのか、という根っこが理解できないと、どんなに手法を学んでもうまくいきません。だからこそ、この本を通して、フロイトとか、フッサールとか、デューイといった人たちが何を考えていたのか、というところから知っていただきたいと思ったのです。知った上で、現場に出ると、よりパワフルです。書を持って、街に出る。寺山修司のフレーズを少し変えましたが、そうした知的態度が重要かと思います。」
★よく「手法ではない。マインドだ!」という人がいますが、その人がいうマインドが一体何なのかよくわからないときが多いですし、手法ではないと言い切るところが理解不能です。もちろん、強調表現というレトリックなのですが、意識して使っているわけではないのが問題ですね。そういう自分もレトリックを意識して話しているかというとそんなことはありません。自戒をこめて。。。
★手法は、その根っこを追究して磨き上げられるわけですから、手法は実現のパフォーマンスを上げるのに必要だし、パフォーマンスを上げるには、根っこを極めていくことです。
★とはいえ、デューイの根っこにはヘーゲルとの格闘があり、U理論はヘーゲルを活用ししているわけだけれど、そこまで学びのチームで共に語り合うことはなかなかできないのも事実です。
★ただ、ピーター・センゲの学習する組織の1つの要素に「自己マスタリー」というのがあります。チームワークやシステム思考を極めていくには、自分は自分で自己陶冶していく時空が必要です。
★ですから、私は学習するチームでは、そのような自己マスタリーへの契機を創り出すことにしてます。
★今先生方と行っているPBL型授業の研究会では、3つの対話を行っています。1つは、創発ミーティングをしますが、そこでは、たいてい、マーケットの構造のべたな分かち合いをします。マーケットを欲望資本主義から救い出し創造的資本主義にシフトするにはいかに可能かという話は根っこの部分で、その手前のマーケットの構造のシフトについて語り合います。
★よく経済ベースの考えを否定する人がいますが、本来の経済とはクオリティ・オブ・ライフの場です。互いの自由を尊重しながら、互いの強み弱みを配分の正義的発想で共有をしたうえで、等価交換していくコミュニケーションの場です。
★この配分と交換という両方の正義が成り立つ場になっていないのが、たしかに今の政治経済ですが、そこをたんに否定し、経済を忌み嫌うのは、どうかなと思います。
★こんな話をしていると、自分たちの創り上げる学びのビジョンが共有できます。
★2つめは、創発型スクライビングです。これはU理論に紐づいたプログラムです。自身のPBL型授業を仲間とフローチャートとして再構築し、思考コードと思考スキルによって分析していきます。コンピテンシーを生み出す親コンピテンシーが思考コードで、思考スキルは親コンピテンシーが作動させるアイテムで、メタスキルです。ある領域のスペシャルなスキルとは次元が違います。
★このスクライビングを行うと、仲間に分析された先生は、自己マスタリーが始動するケースが多いんですね。仲間の想いを受けとめるからです。
★3つめは、授業リサーチです。スクライビングでは、自分の授業を7分間に縮めてストリーを語るところから始まりますが、授業リサーチは、まるまる一時間の授業を見学しながら、フローチャートを創っていきます。そこには、思考コード分析も思考スキル分析もありますが、何よりフローチャートの結節点でどんなアクティビティを使ったか刻んでいきます。
★そして、生徒がどのアクティビティでアハ体験しているかをかキャッチしていきます。このアハ体験こそ、生徒が創造的思考の翼を広げるポイントです。このポイントを収集することは、PBL型授業のパフォーマンスを上げることのヒントになります。
★このような3つを学びのチームといっしょにやっていくと、組織開発や人材開発のプロトタイプが学習開発に一気通貫していることが見えてきます。その一気通貫しているものが実は「対話」ですね。
★生徒と学ぶときも、そのクラスをこのような学びの組織になるように共に創っていきます。1つ目は、やはりマーケットの話と4つの89年の話をします。今のマーケットから4つの89という近代の歴史を結び付けることができるかどうかは、急ぎませんが、どこかで結びつくのが見えてくる生徒がでてきます。
★そういう生徒が自分たちのクラスを学びの組織にするリーダーシップを自然と発揮していきます。
★私の場合は、生徒とかかわるのは、基本的に小論文のクラスの場合が多いのですが、小論文のスクライビングもやります。先生方と行う創発型スクライビングと基本は同じですね。
★授業リサーチに相当するものは、自分の小論文のリフレクションがそれにあたるでしょう。採点者がはっとするようなプログムが小論文に仕掛けられているかどうかの分析と再構築という統合が展開します。そして、やはり発想の共有はします。この発想は、なかなか苦労します。発想の飛び出す泉というか跳躍台は、長い年月で個性となって変えることはほとんどできないからです。ピーター・センゲの学習する組織で、メンタルモデルが重要な役割を果たすのは、こういうとき実感します。これは、先生方と行う際も同じですね。
★そんな感じで、マインド思考とシステム思考を拡充しながら、小さい世界も大きな世界も変わっていく、コレクティブインパクトを生みだす仲間との対話を続けていこうと思っています。その対話の一端を、今後もメモ程度ですが、書き込めたらなと思います。
★手法は、その根っこを追究して磨き上げられるわけですから、手法は実現のパフォーマンスを上げるのに必要だし、パフォーマンスを上げるには、根っこを極めていくことです。
★とはいえ、デューイの根っこにはヘーゲルとの格闘があり、U理論はヘーゲルを活用ししているわけだけれど、そこまで学びのチームで共に語り合うことはなかなかできないのも事実です。
★ただ、ピーター・センゲの学習する組織の1つの要素に「自己マスタリー」というのがあります。チームワークやシステム思考を極めていくには、自分は自分で自己陶冶していく時空が必要です。
★ですから、私は学習するチームでは、そのような自己マスタリーへの契機を創り出すことにしてます。
★今先生方と行っているPBL型授業の研究会では、3つの対話を行っています。1つは、創発ミーティングをしますが、そこでは、たいてい、マーケットの構造のべたな分かち合いをします。マーケットを欲望資本主義から救い出し創造的資本主義にシフトするにはいかに可能かという話は根っこの部分で、その手前のマーケットの構造のシフトについて語り合います。
★よく経済ベースの考えを否定する人がいますが、本来の経済とはクオリティ・オブ・ライフの場です。互いの自由を尊重しながら、互いの強み弱みを配分の正義的発想で共有をしたうえで、等価交換していくコミュニケーションの場です。
★この配分と交換という両方の正義が成り立つ場になっていないのが、たしかに今の政治経済ですが、そこをたんに否定し、経済を忌み嫌うのは、どうかなと思います。
★こんな話をしていると、自分たちの創り上げる学びのビジョンが共有できます。
★2つめは、創発型スクライビングです。これはU理論に紐づいたプログラムです。自身のPBL型授業を仲間とフローチャートとして再構築し、思考コードと思考スキルによって分析していきます。コンピテンシーを生み出す親コンピテンシーが思考コードで、思考スキルは親コンピテンシーが作動させるアイテムで、メタスキルです。ある領域のスペシャルなスキルとは次元が違います。
★このスクライビングを行うと、仲間に分析された先生は、自己マスタリーが始動するケースが多いんですね。仲間の想いを受けとめるからです。
★3つめは、授業リサーチです。スクライビングでは、自分の授業を7分間に縮めてストリーを語るところから始まりますが、授業リサーチは、まるまる一時間の授業を見学しながら、フローチャートを創っていきます。そこには、思考コード分析も思考スキル分析もありますが、何よりフローチャートの結節点でどんなアクティビティを使ったか刻んでいきます。
★そして、生徒がどのアクティビティでアハ体験しているかをかキャッチしていきます。このアハ体験こそ、生徒が創造的思考の翼を広げるポイントです。このポイントを収集することは、PBL型授業のパフォーマンスを上げることのヒントになります。
★このような3つを学びのチームといっしょにやっていくと、組織開発や人材開発のプロトタイプが学習開発に一気通貫していることが見えてきます。その一気通貫しているものが実は「対話」ですね。
★生徒と学ぶときも、そのクラスをこのような学びの組織になるように共に創っていきます。1つ目は、やはりマーケットの話と4つの89年の話をします。今のマーケットから4つの89という近代の歴史を結び付けることができるかどうかは、急ぎませんが、どこかで結びつくのが見えてくる生徒がでてきます。
★そういう生徒が自分たちのクラスを学びの組織にするリーダーシップを自然と発揮していきます。
★私の場合は、生徒とかかわるのは、基本的に小論文のクラスの場合が多いのですが、小論文のスクライビングもやります。先生方と行う創発型スクライビングと基本は同じですね。
★授業リサーチに相当するものは、自分の小論文のリフレクションがそれにあたるでしょう。採点者がはっとするようなプログムが小論文に仕掛けられているかどうかの分析と再構築という統合が展開します。そして、やはり発想の共有はします。この発想は、なかなか苦労します。発想の飛び出す泉というか跳躍台は、長い年月で個性となって変えることはほとんどできないからです。ピーター・センゲの学習する組織で、メンタルモデルが重要な役割を果たすのは、こういうとき実感します。これは、先生方と行う際も同じですね。
★そんな感じで、マインド思考とシステム思考を拡充しながら、小さい世界も大きな世界も変わっていく、コレクティブインパクトを生みだす仲間との対話を続けていこうと思っています。その対話の一端を、今後もメモ程度ですが、書き込めたらなと思います。
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