三田国際の中学入試始まる。受験生は景色の違う国際知にいよいよ挑む。
★7時すぐ回った段階で、受験生を応援する塾のスタッフがずらりと整列した。塾の先生の一声で勇気づけられる受験生の姿。恒例のイベントであるが、毎年胸が熱くなる。
★7時30分ころから、いよいよ受験生の行列が続くようになる。三田国際の先生方も、大橋清貫学園長自らおもてなし。
★寒さで表情が凍てつくほどだったが、最高の笑顔で、受験生を迎える。教頭今井誠先生も、がんばれとエールをおくりながら迎え入れる。
★今年も受験者総数3,000人に迫る勢いの三田国際。たんなるトレンドとしての人気校ではなく、中学受験市場を、私立中高一貫校の教育を、日本の教育を、世界を変える国際知の集結する今まで見たことのない景色が広がる学校として人気なのだ。
★それぞれの領域で高みに上った経験のある保護者だからこそ、次の高みがわかるのだろう。三田国際が異次元のすばらしい教育を実践していることをはっきり理解できている。
★自分たちが学園生活を送ってきた有名ブランドの母校ではなく、息子や娘には新しい次元のイノベーションブランド校を選択した保護者は慧眼の持ち主であろう。そんな保護者がこんなにいるとは、日本社会にもまだまだ希望がある。
★そんな先見の明ある親と対話しながらこの学校を選んだ受験生たちは、自らの意志を全うするために試験会場に向かった。
★やがて、キャンパス全体が思考の森となる。
★試験が始まってから空は静かに見守るかのようだった。校舎は受験生と共に思考の世界に没入して、静まり返っていた。
★一方、控室では、入試問題が掲示版に張り出されるや、保護者が熱心に写真を撮り、子供の想いを共有しようと入試問題に目を向けた。
★入試問題はまだ公開できないので、詳しくは述べることはできないが、説明会で語られたように、創造的問題も出題されている。自分の考えを述べるだけではなく、他者へどのように語り掛けるかまで問うていた。認知的能力と非認知的能力の両方を発揮する問題だった。
★ここから、はやくも新しい景色が受験生の心の世界に広がる。その世界を受験生全員が手にすることは、定員がある以上できない。このことは、何ともしがたいが、にもかかわらず、最後まであきらめず全力を尽くして欲しい。この挑戦自体に大きな意義がある。新しい世界に挑戦する経験は、未来を拓く大事な一歩になるはずだから。
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