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2019年2月 7日 (木)

和洋九段女子の新たな歴史が動き出した!

★和洋九段女子の今年の中学入試はまだ続いている。2月10日が最終である。2月6日現在で39名出願している。2月9日都立中高一貫校の合格発表が一斉にあるから、その後でまた出願は増えるだろう。

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(フューチャールームでのPBLは、教育業界ではモデル授業として評価が高い。)

★同校の今年の応募者総数前年対比は、93.8%。まだまだ追い上げるだろう。今年の出願の出足は同校にとっては遅く、厳しいものだった。

★しかし、そのことにひるむことなく、1月の末まで、毎週のように説明会やPBL型入試の体験講座を開いた。


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★この果敢な動きは、おそらく今後の和洋九段女子の歴史を変える「運命の力序曲」である。というのも、学内の教育の質は本当に向上した。


★それは通っている生徒自身が一番よく知っている。自分の学校が大好きだし、学ぶことは楽しい。考える時間に没入しているときの自分にも、議論している時の言語の見える化にも感動する。なんといっても、仲間とSDGsに取り組んでいる企業やNPOなどの外部の組織の方々にインタビューしに行き新しい発見をするときの興奮は言うに言い難い魅力だ。これが私たちの学校のPBLなんです!と自分の運命を切り開く探究の道の向こうを眺めながら語る。

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★そんな生徒を前にして、先生方はハタと気づいたに違いない。新しい学びであるPBLへの挑戦は、誇りに思いながらも、果たしてこれでよいのかと自らの内面から疑念や不安がたちこめる革新に対する自己防衛免疫システムが作動してしまうことがあるのを。

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★人間や組織の行動は、革新と伝統の作用反作用が起こるものだが、それは実は道理なのである。しかし、その道理に流される時、魔物が出現する。それは、こうささやく。どうせ世の中そんなに変わらないよと。 

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★ふと楽になりたいと思う。しかし、そんなとき現実の厳しい波が押し寄せる。さて、どうするのか。先生方はしかし、発達志向型の自己変容組織になることを決めたではないかと互いの眼差しを一点に集中させる。そこから燃えるような気概が膨らむ。

★和洋九段女子は、たしかに変わったし改革している。しかし、新しいものに対し自己防衛する免疫システムを解除することは難しかったのかもしれない。

★しかし、今年1月から2月10までのぎりぎりの限界線まで駆け回り創意工夫をし、おそらく侃々諤々もあったと思うが、眼差しが1つに集中したそのとき、その免疫システムが解除された音を聞いたに違いない。

★2019年度からの和洋九段女子に再び大いに期待したい。

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