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2019年2月

2019年2月28日 (木)

香里ヌヴェール学院の授業 考えることが好きな生徒が生まれる

★香里ヌヴェール学院の2つの授業リサーチに行った。ハーバード流儀のリサーチレポートを授業内で作って、休み時間に先生と振りかえり、主幹の龍美先生と今後のカリキュラムマネジメントのさらなる振り返りをするという循環を行っている。

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人気の出るイノベーティブスクール(01)概要

★2020年中学入試の学校選択の多様性について、ケースメソッド的にメモしているが、片方でイノベーティブスクールの構造というかシステムについてシェアしていきたい。保護者の方にとっても、こういうのがイノベーティブスクールかと学校選択のときにも役に立つと思う。

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2019年2月27日 (水)

2020年首都圏中学入試の学校選択(05)聖ドミニコ学園の場合

★今年の聖ドミニコ学園は、21世紀型教育改革を開始する新しい年を迎えた。応募者総数は伸びなかったものの、附属小学校からの期待をゲットできたし、新しいコースのインターナショナルコースも出発できる。本気の改革がゆえに、応募する側が相当構えたので、敬遠されたわけだが、逆に応募受験生はきちんと構えて準備をしてきた。

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麻布の中学入試問題で、学びを学ぶことをおススメします。

★PBLだとか、探究だとか、深イイ問いだとか、いろいろ議論されたり、ワークショップが行われているけれど、この間麻布の社会の問題の思考コードと思考スキル分析を塾業界の若手先生方と行った。最後に各問いのスキルの関係図をみんなで描いてみた。

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2019年2月26日 (火)

2020年首都圏中学入試の学校選択(04)東洋大京北の場合

★2019年中学入試において、応募者数を多数集め、かつ前年対比も跳ね上がったのは、なんといっても東洋大京北だろう。

★今年の応募者総数は、1,931人。昨年が、958人だから、前年対比は202%(2019年2月6日現在 首都圏模試センター調べ)。

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2019年2月25日 (月)

2020年首都圏中学入試の学校選択(03)恵泉の場合

★恵泉の今年の中学入試も安定的だった。女子校には厳しい時代であるが、それに屈することなく創設者の河井道のランターンの燈火は輝いている。恵泉のような学校が安定的な人気を保っているということは、中学入試市場はやはり健全である。

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2020年首都圏中学入試の学校選択(02)続概要

★2019年中学入試では、学校の組織の在り方の多様性が開花した。前回は6タイプを描いてみたが、現実はタイプどうしの融合があるし、その融合の度合いがまたグラデーションになっているので、現実の現象だけ追っていると、結局スコア化して比較するしかなくなる。

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2019年2月24日 (日)

2020年首都圏中学入試の学校選択(01)概要

★2019年の首都圏中学入試は、今までにないタイプの学校が誕生した。そして、進歩主義的な教育において、プラットフォームが21世紀型教育系のみならず、IB系、シリコンバレー系、ダライラマ系と多様化した。

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静岡聖光学院の変容ぶりの凄まじさ。(了)

★静岡聖光学院は、この1年間で、怒涛の国際交流ネットワークづくりをした。イギリスのイートンカレッジ、ハロー校、マレーシアのマレー校からはじまって、インド、インドネシア、シンガポール、ニュージーランド、シリコンバレーへと拡大した。

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2019年2月23日 (土)

静岡聖光学院の変容ぶりの凄まじさ。(2)

★静岡聖光学院の教師チームは、ビジョン共有、チームワーク、マインド思考×システム思考、互いのメンタルモデルの尊重、自己陶冶という学習する組織(ピーター・センゲ教授)を豊かにしている。しかもそのスピードが速い。

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静岡聖光学院の変容ぶりの凄まじさ。(1)

★世界の変化(Change)と世界の変容(Metamorphosis)の違いを見定めたのは世界の危機とリスクの違いを看破したドイツの社会学者ウルリッヒ・ベックだっただろうか。まさに静岡聖光学院は表層的な変化ではなく、その深層的な変容が凄まじく、生徒も教師も教育いや研究への活力をみなぎらせている。

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2019年2月22日 (金)

3月16日 立教女学院 高3卒業論文発表会 

★2019年3月16日(土)、立教女学院中学校・高等学校は、「高3卒業論文発表会」を開催。中1から高3まで、新学習指導要領が新たに導入する「総合的な探究の時間」をとっくに先取りした「課題設定力・調査研究力・発表力をベースに深く学ぶプログラム」の最終段階。

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2019年2月21日 (木)

【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_11】 中学入試市場のプラットフォーム多様化へ⑦

★海外大学進学準備教育というのは、これまでの日本の教育では、ほとんど行われてこなかった。最近では、eポートフォリオという話も出ているが、いったい生徒は、何をどう書けばよいのかどんな指導が行われているのだろうか?実は、このポートフォリオという考え方もその実践も海外における大学準備教育では当たり前のように行われていることだ。

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【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_10】 中学入試市場のプラットフォーム多様化へ⑥

★中学受験市場は、高校入試に比べ、相対的に自由市場である。それは大学入試市場に比較してもより自由市場である。大学は、かなり文科省の介在がある。それに比べて私立中高は、比較的自由である。

★この前提を考えずに、欧米の公立学校や私立学校の教育をそのままパッケージとして持ち込むことはできないはずであるが、かなり強引に(というコトに気づかないで)導入する行為が存在する。

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【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_09】 中学入試市場のプラットフォーム多様化へ➄

★前回「歴史は、それでよいのかと時代を俯瞰しゆさぶるから、学歴ブランド校以外が、偏差値競争をしているだけでは、ある意味市場で評価されなくなるリスクに先に気づき、再帰的近代化機能を働かせる」と記述した。こうして2011年から2019年にかけて、中学受験市場のプラットフォームは多様化した。

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2019年2月20日 (水)

【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_08】 中学入試市場のプラットフォーム多様化へ④

★前回、「今までの一つの偏差値だけで、学力を測定され、未来のキャリアをそれでレッテル貼りされるのは、保護者もそうだが、受験生本人が一番嫌であろう。しかし、このことに高偏差値の受験生やその保護者は気づかない。その学校の先生も気づかない。このことが、日本社会の危機なのである。エッ!と思うであろう。いったいここのどこにリスクが横たわっているのか?それは、中学受験市場のマーケットの特徴をちょっと考えればわかる」と述べた。ちょっと考えてみよう。


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【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_07】 中学入試市場のプラットフォーム多様化へ③

★首都圏中学入試において、新タイプ入試(適性検査型入試や思考力入試、英語入試)の実受験者数は、12,118名(2019年2月17日現在首都圏模試センター調べ)である。英語入試を除く新タイプ入試の志願者数の推移は次の通り。

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【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_06】 中学入試市場のプラットフォーム多様化へ②

★今回は、いつもと違って、すべてのセッションをトークセッションでというチャンレンジをした。司会やナビゲーター、モデレーターも複数で行った。21世紀型教育が一方通行型のアウトプットではなく、対話型であるとしているから当然と言われればその通りであるが、当たり前と感じられるほど、先生方は自然体で行っていた。ちょっと思い巡らすと、意外とトークセッションは難しい。生活世界における経験値がモノを言うのである。

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【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_05】 中学入試市場のプラットフォーム多様化へ①

★2月17日(日)和洋九段女子で開催された「第3回新中学入試セミナー」(21世紀型教育機構)を振り返って、気づいたコトを思いつくまま記しておきたい。当日の内容については、いずれ21世紀型教育機構のサイトに掲載する予定。

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(首都圏模試の取締役教育情報部長北一成氏による、中学入試の構造が変わったことが、新タイプ入試の圧巻の分析によってさらに明らかになった。そして、思考コードと入試問題の分析が、今後の模擬試験や出版物に拡大していく動きがでてきたことについて同センター取締役・統括マネージャーの山下一氏は語った。中学入試の構造の変化と深い思考力問題の必要性が問われた。そして、その変化は中学入試市場のプラットフォームの多様化を逆照射することになるのである。)

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2019年2月15日 (金)

【2019年2月17日新中学入試セミナー予告編⑥】海外大学準備教育着々進む中、新しい生徒のカタチを発見。

★21世紀型教育機構の中で、改革1期生の国内外大学合格実績が最初に出るのは2021年の春から9月にかけて。しかし、改革が進むにつれて、学内全体にグローバルなものの見方考え方が影響を与え、すでに世界大学ランキング100位以内の大学に合格する生徒が出始めている。

★海外大学準備教育環境のデザインに実際にかかわり、その生徒たちの特徴や学びをサポートしてきた3人の先生方が登壇する。香里ヌヴェール学院石川一郎先生、文化学園大学杉並の窪田淳先生、GLICC代表鈴木裕之先生である。

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【2019年2月17日新中学入試セミナー予告編➄】思考力入試が受験生の新たな才能を発見!

★思考力入試は、今までの中学受験では信じられないような新しい才能を持っている受験生を発見した。2019年中学入試は、教育の質の時代でもある。このことを今まで以上に多くの受験生と学校の教師が共に実感した入試になった。

★思考力入試問題の開発こそ、私立学校独自の根源的教育イノベーション。この新たな事実を生みだした21世紀型教育機構の先生方が大いに語る。

★このトークセッションに登壇するのは、和洋九段女子の教頭新井誠司先生、聖学院の21教育企画部長児浦良裕先生、静岡聖光学院の副教頭田代正樹先生。

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【2019年2月17日新中学入試セミナー予告編④】グローバル教育とSTEAM教育の実践。

★2月17日の新中学入試セミナーでは、21世紀型教育機構のメンバー校の先生方もトークセッションに登場。まずは、グローバル教育とSTEAM教育のカリキュラムにおける実践について語る。和洋九段女子の校長中込真先生、工学院大学附属の教務主任田中歩先生、三田国際学園の教頭田中潤先生が登壇。各領域で有名な実践者でありリーダー。夢の共演である。

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2019年2月14日 (木)

【2019年2月17日新中学入試セミナー予告編③】2019年中学入試は来春大きく変わるためのエネルギーの充電期か?!チャンス到来。

★2月17日(日)、首都圏模試センター北一成氏(取締役・教育情報部長)と山下一氏(取締役・統括マネージャー)のトークセッションがある。テーマの1つは、2019年中学入試の総括と2020年の予想について。

★そして、もう1つは、思考コードの分析のみならず、思考コードを活用した学びの方法論の広がりについて。

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【2019年2月17日新中学入試セミナー予告編②】目の前に危機がある?!日本の教育を世界に開くリーダーが語る。

2月17日の新中学セミナーのキーノートトークセッションでは、平方邦行先生(工学院大学附属中高校長)と大橋清貫先生(三田国際学園学園長)が語り合う。

★お二人は、
2020年大学入試改革、2030年の日本経済と教育の関係、2040年のAI社会突入などの時代の激動を確かに見据えたうえで、その変化が危機なのではなく、そのダイナミクスに気づかないことに本当の危機があることを読み切っている。しかも、それは遠くの出来事でも未来の出来事でもなく、今目の前の首都圏中学受験市場で生まれていることなのだ。



★もちろん、その危機の向こうに希望がある。

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【2019年2月17日新中学入試セミナー予告編①】ナビゲーターは誰?!

★いよいよ2月17日(日)、和洋九段女子で、「新中学入試セミナー」(21世紀型教育機構主催)が開催される。当日の総合司会及びナビゲーターは本橋真紀子先生(聖学院数学科主任)!

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2019年2月13日 (水)

【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_04】希望と不安と安心安全とベンサムと

★中学受験というのは、教師、在校生、受験生、保護者、塾の先生、受験シンクタンクなどそれらのステークホルダーも巻き込んで、希望と不安と安心安全の調和と不協和音の葛藤の渦に満ちている。

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(石川先生は教育界の調和と不協和音の葛藤の渦の中で、希望の旗手である。間違いない。)

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【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_03】変化を受け入れるが行動しないタイプと行動するタイプ。

★昨日12日(火)、聖学院フューチャーセンターで、この時期恒例の「入試総括コラボミーティング」が開催された。模擬試験講演者、教育ジャーナリスト、編集者、出版社、Web関連企業など中学入試にかかわる多様な人々が30名強集まった。

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2019年2月12日 (火)

2020年度首都圏中学入試動向の切り口_02】超難関校 学びの局面は、実際には地頭から創造的思考へ

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2019年2月11日 (月)

【2020年度首都圏中学入試動向の切り口_01】学校組織と市場

★2019年度首都圏中学入試も、本日でほぼ幕を閉じることになる。招集日も本日が多いから、しばらくは繰り上がり情報が行き交うかもしれない。しかし、多くの学校も塾もすでに、2020年の中学入試の戦略を見直したり、再構築したり新機軸を生みだそうとしている。

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2019年2月 9日 (土)

【2019年度首都圏中学入試(50)】 中学受験市場のダイナミズム

★前回首都圏の中学受験市場が、34年前から大衆化して以来、転換点が2回あるのではないかということについて述べた。2011年と2021年がそれだ。表にまとめてみた。

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2019年2月 8日 (金)

【2019年度首都圏中学入試(49)】 勢いと現実と成熟と 第二次中学受験市場にシフトほぼ完了。そして・・・。

★2019年首都圏中学入試は、市場的には勢いがあった。応募者総数は伸びたし、受験生数という実数も増えた。しかし、現実はそう甘くない。たしかに、超学歴ブランド校以外は、満身創痍になりながらも、果敢に新タイプ入試を開発し、断行した。受験市場が活気を取り戻さなければ、経営は成り立たない。

★この勢いを生んだのは、超学歴ブランド校ではなく、自分たち自身の創意工夫の労作を市場が評価したことだったが、その恩恵を欲しいままにしたのは、超学歴ブランド校だった。この矛盾に打ちひしがれながらも、学校が主体的に創造的アクションを起こしたことは、そこに中学受験市場の質の成熟が生まれ、新たな私立学校の活路を見出すことにつながった。

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2019年2月 7日 (木)

聖学院 CゾーンとC軸思考で はやくもアップデートへ

★2月4日、聖学院は中学入試を終えるや、次の日5日にはリフレクションミーティングをし、その次の日である6日には、授業デザイン研究会の新たな展開を始動した。

★がしかし、その動きは、誰かが強引に引っ張るのではなく、自生自走的に先生方1人ひとりが内省的かつ内生的に動き出す。そして、その1人ひとりがいつしか互いに協力して合流となりゆったりとダイナミックなウネリを生み出していくという感覚なのだ。また聖学院は進化するな。そう感じた研究会のワークショップだった。

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三田国際 学校選択が変わる時代を牽引

★三田国際学園の大橋清貫学園長によると、今年の同校受験生の質が、どうも今までとは違うのではないかということである。

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≪C軸思考元年2019_03≫ 帰国生との対話 法思想の水脈と限界費用ゼロ社会 

★いわゆる超難関私大を合格した帰国生は、さらに海外の大学を受けて羽ばたいていったり、これから国内の国立大学にチャレンジする。先日、その一人と対話した。鈴木裕之氏代表のGLICCの生徒。

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和洋九段女子の新たな歴史が動き出した!

★和洋九段女子の今年の中学入試はまだ続いている。2月10日が最終である。2月6日現在で39名出願している。2月9日都立中高一貫校の合格発表が一斉にあるから、その後でまた出願は増えるだろう。

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(フューチャールームでのPBLは、教育業界ではモデル授業として評価が高い。)

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【2019年度首都圏中学入試(48)】 塾の合格実績の一極集中が崩れる可能性アリ。 知の最適市場へシフト。

★いわゆる最難関校の塾の合格実績7日9:00の段階の集計をしてみた。昨年とほぼ同日比較。今回は2月5日現在首都圏模試センター調べによる各学校の合格数も加えた。

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2019年2月 6日 (水)

新タイプ入試―学びの原点。それは世界を変える問い。(04)共立女子 伝統主義と進歩主義の中庸の意味

★もともと共立女子は、大妻同様、伝統主義教育で人気を持続していた。しかし、ここ数年、進歩主義的教育(アクティブラーニング×グローバル教育)も実施し、伝統主義と進歩主義の程よい中庸路線が、大きな注目を浴びている。

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(写真は、同校サイトの「2020年教育改革への取り組み」から)

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2019年2月 5日 (火)

聖ドミニコ学園の静かな変容 2020年度に大きくかわるサイン

★聖ドミニコ学園の中学入試のフィナーレは、2月11日。公立中高一貫校の合格発表後、思いを巡らす受験生・保護者のために設置しているのだと思う。

★今年の聖ドミニコ学園の中学入試の出願数は、見た目の数字は華々しくなかったが、内的な質の変化が起きていると、カリキュラムマネジメントをサポートしている石川一郎先生は語った。


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(2月11日の詳しい情報はコチラから)

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工学院の学びは“Hard Fun” 論理的であり創造的な学び 軽やかでタフな心身のトレーニングの場でもある。

★首都圏全体として、中学受験人口は増えているが、八王子エリアは増えていない。産学の都心回帰によって、八王子という立地では苦戦を強いられている。

★しかし、そのような都市構造だからこそ、このエリアの知の基盤を支えるために、未来の教育が必要なのである。それゆえ、工学院は、八王子に未来の知の拠点を生徒と保護者と共に創ろうとしている。なぜなら、その挑戦心、創造的精神、社会貢献は、校訓そのものであるからだ。

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(プログラミングも当たり前のように行われている工学院のSTEAM教育)

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聖学院の優しさと強さ~聖学院と麻布と武蔵と栄光と

★昨日、聖学院の中学入試は終わった。総応募者数前年対比109%(2019年2月4日現在:首都圏模試センター調べ)。毎年前年を上回る上昇気流が巻き起こっている。

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(聖学院フューチャーセンターで難関思考力入試は行われた。最初情報が動画で提供された。写真は同校サイトから)

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三田国際の応募者総数今年も3000人を超える。国際生入試は前年対比増。高品質の教育へ。

★今井誠教頭・広報部長によると、今年の三田国際の中学入試の応募者総数は3,103人。昨年の3639人には及ばなかったが、群を抜いた出願数であることは間違いない。高人気に伴う偏差値急上昇による敬遠が理由である。

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(世界を変えるアクティブビジョンを描き、その魂を語るグローバル教育イノベーションのカリスマ大橋清貫学園長)

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2019年2月 4日 (月)

【2019年度首都圏中学入試(47)】 塾の合格実績の一極集中が崩れるかもしれない。

★昨年と同日である2月4日段階の塾のいわゆる最難関校の合格実績を比較してみよう。

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2月1日から3日までのアクセスランキング50

★「私立学校研究:ホンマノオト」と「ホンマノオト21」の両方を合わせて、2月1日から3日まで注目を浴びた記事ベスト50を紹介したい。なんらかの2019年度の中学入試の動向を考えるうえでのヒントになるかもしれない。

1:麻布の中学入試問題 東京オリンピック・パラリンピック問題
2:2019年中学入試の新フレーム(04) 麻布の意志 微細で大きな変化: ...
3:【速報】三田国際 2018年度中学入試結果 総数の実質倍率4.6倍!その...
4:三田国際の中学入試始まる。受験生は景色の違う国際知にいよいよ挑む。
5:麻布の中学入試問題② アクティブブレインな算数の問い 麻布に学ぼう
6:麻布の中学入試問題③ 国語 成長のアルゴリズムを組み立てる それにしても...
7:【2019年度首都圏中学入試(38)】 桐朋女子 本物教育の旗を掲げ続け...
8:麻布の中学入試問題④ 理科 おいしいコーヒーの淹れ方を科学する
9:筑駒 新タイプ入試が応募者を増やした!? 変わる兆しがここにある。
10:八雲学園 5月から始まる本物教育の画竜点睛の完成

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新タイプ入試―学びの原点。それは世界を変える問い。(03)かえつ有明 スーパー中高生のインキュベーター

★かえつ有明は、昨日で中学入試を終えた。広報部長宇野岳史先生と広報主任内山誠至先生によると、応募者総数は、1210名。昨年が1649名だから、隔年現象。しかし、一昨年1187名だから、実数は変わらないか増えているかもしれない。

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新タイプ入試―学びの原点。それは世界を変える問い。(02)文杉の躍進の意味

★今年の文化学園大学杉並(以降「文杉」)の中学入試応募者総数前年対比は112%(2019年2月2日現在:首都圏模試センター調べ)になった。最終的にはさらに伸びるだろう。文杉の人気は、大注目を浴びた高校のDD(ダブルディプロマ)コースの準備教育を本格的に中学でも実施する準備が整ったからである。

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(文杉高1DDコース。理科の授業シーン。)

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新タイプ入試―学びの原点。それは世界を変える問い。(01)駒込の進撃の意味

★今年の駒込の応募者総数前年対比は119.1%(2019年2月2日現在:首都圏模試センター)。伝統主義的教育に進歩主義的教育を掛け合わせ、子供たちが未来を拓くためいまここでの教育環境の最適平衡をつくりだしている。

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(写真は同校サイトから)

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2019年2月 3日 (日)

筑駒 新タイプ入試が応募者を増やした!? 変わる兆しがここにある。

★本日2月3日は、筑駒の中学入試。応募者数前年対比は111%。隔年現象とはいえ、一昨年よりも多い。今まで通りの人気以外に別の要因も加わったのだろうか。

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(大手進学塾がズラリ集結。恒例の応援行列。)

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【速報】聖学院2月3日特待・アドバンスト午後入試 出願本日9時まで まだ3時間半ある 

★今年の聖学院の応募者総数前年対比は106%(2019年2月2日現在:首都圏模試センター調べ)。予想通り100%を超えた。本日2月3日の午後入試である特待・アドバンスト入試の出願は本日9時まで。まだ間に合うので、挑戦して欲しい。

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八雲学園 5月から始まる本物教育の画竜点睛の完成

★昨日2日午後入試、八雲学園に立ち寄った。快晴の中、少し険しい表情の受験生もいた。2日目と言いながら、4回目の受験かもしれない。疲労がたまり不安が募っているのかもしれない。八雲学園のウェルカムの精神に触れて平静と自信を取り戻して欲しいと願いながら見守っていた。

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麻布の中学入試問題④ 理科 おいしいコーヒーの淹れ方を科学する

★麻布らしいといえば、麻布らしいのだが、今年の理科の入試問題で、コーヒーの淹れ方を科学する問題が出題された。私は、トラジャを毎日淹れて単純に味わうのを楽しみにしているのだが、昨日から淹れるたびに麻布の問いが思い浮かび、豆の挽き方やお湯の注ぎ方にいちいち考え巡らしている新しい自分がいることに気づいた。入試という特別な空間を「越境」して日常生活に影響を与える問い。ヤラレタな(笑;)。。。


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2019年2月 2日 (土)

海城の社会の入試問題 観光の歴史や経済を問う

★今年の海城の社会の中学入試問題も、「けれんみ」のあるテーマだった。それは、観光の歴史や経済的なものの見方に関するものだった。

★海城の社会は、社会科の中学卒業論文のカリキュラムがストレートに反映した論述式の問題で有名。今年ももちろん出題。テーマは麻布の社会科とシンクロすることが多い。社会科の教師の現代から歴史や未来を見据えるという鋭い視角が共通しているのかもしれない。


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麻布の中学入試問題③ 国語 成長のアルゴリズムを組み立てる それにしても12,000字とは!?

★今年の麻布の国語の素材文は、いつものように物語1本だが、12,000字だった。例年7,000字くらいだから、長い。もっとも、安東きみえさんの物語で「明日への改札」という児童文学作品だから読みやすい。麻布受験生にとっては戸惑うことはなかったと思う。

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麻布の中学入試問題② アクティブブレインな算数の問い 麻布に学ぼう

★今年も麻布の算数は、アクティブブレインを生み出す問いを出題。アクティブラーニングだとか主体的・対話的で深い学びとかPBLとか重要な学びが話題になり実践されているが、どんな問いで学びのマインドセットをするのかそこがまだまだ研究されていない。麻布はそこが違う。そこからはじまるのだ。

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麻布の中学入試問題 東京オリンピック・パラリンピック問題

★毎年麻布の入試問題を見るのが楽しみである。これぞ思考力型入試だといわんばかりの問題を世に問うからである。麻布の入試は4教科であるが、各科目の知識を問うものではない。物語思考、数学的思考、アート思考がシステム思考としてつながっているかどうかをたまたま各教科の素材で問うてきているとみなしたほうがよい。


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(麻布の創設者江原素六の胸像。私学の系譜の第一世代。「青年即未来」という言葉は、麻布が永遠の進歩主義の学校であることを伝統とするということだろう。)

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2019年2月 1日 (金)

三田国際の中学入試始まる。受験生は景色の違う国際知にいよいよ挑む。

★2019年2月1日、東京・神奈川エリアの中学入試が始まった。この1週間、受験生は様々な夢を抱き、その実現のために、それぞれが選んだ学校に挑む。

★そんな中で、ひときわ異なる夢を抱き、それを実現する他の学校では見ることができない国際知が見える頂きに立つ三田国際の入試も始まった。

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