« 聖学院の優しさと強さ~聖学院と麻布と武蔵と栄光と | トップページ | 聖ドミニコ学園の静かな変容 2020年度に大きくかわるサイン »

2019年2月 5日 (火)

工学院の学びは“Hard Fun” 論理的であり創造的な学び 軽やかでタフな心身のトレーニングの場でもある。

★首都圏全体として、中学受験人口は増えているが、八王子エリアは増えていない。産学の都心回帰によって、八王子という立地では苦戦を強いられている。

★しかし、そのような都市構造だからこそ、このエリアの知の基盤を支えるために、未来の教育が必要なのである。それゆえ、工学院は、八王子に未来の知の拠点を生徒と保護者と共に創ろうとしている。なぜなら、その挑戦心、創造的精神、社会貢献は、校訓そのものであるからだ。

Photo_2
(プログラミングも当たり前のように行われている工学院のSTEAM教育)

★そのために、この八王子に未来の頭脳を集中させるべく、スクールバスを各方面から走らせて、自ら交通インフラを創ることまでしている。


Photo_3

★ 「新宿」「八王子」「南大沢」「拝島」「北野」からスクールバスを運行し、多摩地区はもちろん、23区や千葉、埼玉からの通学も可能。新宿のシャトルバスについては、いわゆるスクールバスではないので今のところ無料ということのようだ。

★このような創意工夫までして中高一貫といういまここで未来を見据えて学ぶ環境を創っているわけである。首都圏全域にわたって、そのような環境があれば、それはそれでよいのだが、現状ではまだまだ少ない。

★世界大学ランキング100位内の大学やそれに続く大学を眺めればわかるように、文理融合の学際知、認知多様性が求められる知の基盤社会がすでに到来している。

★未来を明るくするも暗くするも、それはこのような知の基盤社会を牽引する人材がたくさん輩出されるか否かにかかっている。

★そして、その知の基盤社会の核になるものは、論理的かつ創造的思考であることは、世界フォーラムや経団連が発信している情報や各大学のアドミッションポリシーを見れば明らかである。

★しかし、日本社会は、まだまだそれはスローガンで終わっていて、そのような論理的かつ創造的思考を回転させ実用化する学びの方法や技術を実装する教育イノベーションが停滞している。

★そんな中、そのような実装知をどんどん活用して起業しているイノベーター(落合陽一氏や孫正義氏などズラリ)の記事が満載されているNews Picksに工学院の取材記事が6ページにわたり掲載された。

3

(英語で哲学授業も行われている。その記事がThs Japan Timesでも紹介されている程だ)

★見る人が見るとわかるのだ。グローバル教育やSTEAM教育などというと意識高い系の受験生・保護者を対象としているように誤解されがちだが、工学院は、思考コードをつくり「、生徒1人ひとりのものの見方考え方に寄り添って、学びをデザインする。


Photo_4

(マイクラやeスポーツという新しい分野も生徒は学べる贅沢な環境がある)


★それゆえ、入試問題も2科目、4科目、英語一教科、算数一教科、思考力と実に多様なチャンスをつくっている。

★そして、毎回説明会をするたびに、「思考力セミナー」を実施している。この思考力セミナーは、もちろん、思考力入試を受験する生徒にとってはダイレクトに対策講座になっているが、思考力入試以外に受験する生徒にとっても大いに役に立つ。


8

(インドネシアを始め東南アジアの起業家精神を鼓舞するプログラムを通して社会貢献を医療で行おうとする生徒もいる。今年医学部にすでにAO入試で決めている生徒もでている)


★というのは、思考の方法を純粋にトレーニングするのであり、それはどんな入試にも共通しているからだ。

★であれば、「思考力入試」だけ実施すればよいではないかと言われるかもしれない。しかし、それは認知的発達段階というものがある。思考の学びと各教科の学びが横断的に=学際的につながるのは、やはり経験も時間も必要だ。


7
(生徒のアート活動も盛ん)


★大人の世界を見まわたせば、それが容易でないことはすぐにわかるだろう。考えてみれば現在の大人は、教科学習以外に、思考力の学びを取り出して行ってきたことなどあるだろうか。

★欧米では、哲学という思考実験の授業があるし、欧米の教育の粋であるIB(国際バカロレア)では、TOKとかCASとかEEという思考力を直接学ぶコアカリキュラムがあるのである。

★工学院は、この日本の教育の画竜点睛を入れるために「思考力」とは何かを研究し、思考コードというルーブリックで授業や行事すべてに埋め込まれている思考力を可視化することに成功した。

★この思考コードは、実は首都圏模試センターの思考コードの開発にも影響を与えた。開発者の1人教務主任の田中歩先生は、2月17日の「新中学入試セミナー」で、未来教育の実践やその学びの実装知について語る。本邦初の内容もある。お見逃しなく。


★さて、思考力入試はその思考の方法や技術を可視化したワークでもある。すでに今年4回思考力入試が行われているが、考える素材やコンテンツ(SGDsの17のグローバルゴールズの中からいずれも選択されていた)は違っても、どの回数も考え方や思考の道具の使い方のフォームができている。

★「みつける→あつめる→みつめる→まとめる→つくる→つたえる→ふりかえる」という思考のデフォルト(一定水準の思考方法の共有ができること)が用意されているから、偏差値の高い低いにかかわらず、ゼロから思考力を鍛える必要がない。スタートラインは同じなのである。


★だから、工学院の生徒は、みな思考力を身につけ、それがエンジンになって、自分の個性や才能を豊かにしていける。

★授業が楽しいのはそういうわけだが、思考とはそう簡単なものではない。しかし、思考のフォームを使いながら考え抜く体験は考えることが“Hard Fun”となるのである。

★冒険物語はただ面白いだけではない。越えがたき壁を創意工夫して仲間と協力して乗り越えるタフさも必要だ。艱難辛苦を乗り越えるからスリリングでワクワクするのではないだろうか。そんなタフなマインドセットがなされるのも工学院の未来教育だ。

★ここまで、思考のフォームが貫徹されているのは工学院以外には聖学院だけかもしれない。ほかはまだシステム思考として学内共有というレベルまでは完成していないだろう。かくして、一握りの生徒だけではなく、すべての生徒にソクラテス体験、ニュートン体験、アインシュタイン体験、ガンジー体験、ジョブス体験、ザッカーバーグ体験、ピカソ体験など認知多様性が開かれているのである。


★このような工学院の教育をサイトなどで調べて、魅力を感じたら、2月12日に最終チャンスがあるので、チャレンジしてみてはいかがだろうか。

|

« 聖学院の優しさと強さ~聖学院と麻布と武蔵と栄光と | トップページ | 聖ドミニコ学園の静かな変容 2020年度に大きくかわるサイン »

中学入試」カテゴリの記事