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2019年2月26日 (火)

2020年首都圏中学入試の学校選択(04)東洋大京北の場合

★2019年中学入試において、応募者数を多数集め、かつ前年対比も跳ね上がったのは、なんといっても東洋大京北だろう。

★今年の応募者総数は、1,931人。昨年が、958人だから、前年対比は202%(2019年2月6日現在 首都圏模試センター調べ)。

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★実受験者数も1,301人で、合格発表数220人。実質倍率5.9倍だから、受験生にとては厳しかっただろう。来年度の予想偏差値もぐんとあがるだろう。

★東洋大京北は、学祖井上円了の哲学を授業の中に埋め込んでいった。これによってもともとあった潜在的教育のリソースとか質を顕在化することができた。

★それには、マインド思考とシステム思考を論文指導でしっかりと掘り起こした石坂康倫校長の強烈なリーダーシップは絶大だったということだろう。

★石坂校長は、初代東京都立桜修館中等教育学校校長として一世を風靡し、その勢いのまま2009年から2011年まで東京都立日比谷高等学校の校長に就任。2011年入学生が卒業時に、東大合格者数で、全国の公立高校の中でトップになったのは記憶に新しい。

★そして、東洋大のここ数年の人気に加え、定員厳格制度によってますます東洋大自体が難化したのも風が吹いた大きな要因だろう。

★しかし、哲学教育と国際教育とキャリア教育を結び付けることによって、世界や社会の変動情報を入手しながらそれをリフレクションできる哲学教育を確立したことは、他校にない独自性を打ち建てた。

★特にこの哲学教育は、東洋哲学ベースで、IB教育がその取扱いに消極的がゆえに、エスタブリッシュの集うシリコンバレーで切望されるようになったあのマインドフルネスを生み出すパワーを凝結させた。

★IB系教育のプラットフォームが広まれば広まるほど、唯一の東洋哲学を行っている学校として注目を浴びることは間違いないだろう。

★東洋大京北は、鴎友学園女子、洗足学園、三田国際、広尾、開智日本橋のように、不死鳥のようによみがえり大進化した学校として、その改革の成果はレジェンドとなるだろう。

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