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2019年2月 5日 (火)

聖ドミニコ学園の静かな変容 2020年度に大きくかわるサイン

★聖ドミニコ学園の中学入試のフィナーレは、2月11日。公立中高一貫校の合格発表後、思いを巡らす受験生・保護者のために設置しているのだと思う。

★今年の聖ドミニコ学園の中学入試の出願数は、見た目の数字は華々しくなかったが、内的な質の変化が起きていると、カリキュラムマネジメントをサポートしている石川一郎先生は語った。


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(2月11日の詳しい情報はコチラから)

★今年の4月からインターナショナルコースとアカデミックコースという2つのコースが開設される。これから実践されるのだから、たしかに、本当にどのくらい実践されるのかどうかわからないろいう不安はあるだろう。


★しかし、一方でカトリック学校の21世紀型教育改革を手掛けている石川一郎先生のことは有名で、先生の実績を情報としてきちんと得ている保護者は、チャレンジしてみようと思っただろう。

★もともと大学進学実績もよく、海外の大学に進学する生徒もいるのだから、改革しなくてもいいのではと思われる方ももちろんいるだろう。

★しかし、大学進学実績は、国の教育政策が大きく変わりそうなので、このまま持続可能かどうかこれもまた不安なのだ。

★新しく進むも不安、変わらないのも不安というのが、本当のところだろう。

★しかし、確かに聖ドミニコ学園の学内はグローバル教育、PBL型授業、STEAMへと舵を切り準備を始めている。

★短期間に思考力入試までやってのけたのもその証である。教師力はもともと優れていることが改めて学内で気づいかれたことだろう。

★したがって、石川先生の実績からいって、聖ドミニコ学園の21世紀型改革によって質がさらに豊かになることはまず間違いないだろう。

★とはいっても、4月が始まるまでは、学内も受験市場側も迷いはあるのは世の常である。この不安を払拭して果敢に前に進むかどうか。実は進むと私は確信している。

★なぜなら、聖ドミニコ学園の生徒自身が改革に主体的積極的に動くだろうからだ。その予感は、このところ石川先生が在校生にインタビューをしている記事が載っているが、世界に羽ばたく覚悟が伝わってくる。

★聖ドミニコ学園の教師は、生徒の歩む姿を応援することに労を惜しまない。21世紀型教育改革は、ストレートに自分たちの学びの環境を向上させることなのだと受け止めているのは、真っ先に生徒だったのである。

★生徒の力が教師の背中を押すことになるはずだ。今まで見たことのない新しい聖ドミニコ学園の景色を見るのが待ち遠しい。そして、そこには聖ドミニコ学園の真髄である対話思考の泉があふれ出ているはずである。

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