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2019年2月 6日 (水)

新タイプ入試―学びの原点。それは世界を変える問い。(04)共立女子 伝統主義と進歩主義の中庸の意味

★もともと共立女子は、大妻同様、伝統主義教育で人気を持続していた。しかし、ここ数年、進歩主義的教育(アクティブラーニング×グローバル教育)も実施し、伝統主義と進歩主義の程よい中庸路線が、大きな注目を浴びている。

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(写真は、同校サイトの「2020年教育改革への取り組み」から)

★そして、中学入試も、一般入試、帰国生入試、インタラクティブ入試(英語)、合科型入試とカリキュラムポリシーをきちんと反映。

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★多様な行事と部活、教科型学習という伝統という共立女子の知の文化資産があるからこそ、時代と共に変わる学びの道具を取り込み、世界の動向を見据えていく進歩主義的教育も柔軟に行うことができるし、大事なことは、伝統との調和が、共立女子らしい教育を発展させていくというコトだ。


★つまり、中庸というのは、化学反応がおきるということであって、たんなる接ぎ木ではない。

★だから、その進歩主義的な試行錯誤の活動も、数年すれば、共立女子の伝統教育となっていくのである。今はその過渡期ということだろう。

★考える英語や論理的思考力が、必要であるというコトを中学受験市場が受け入れたことを明快に示す。共立女子は、明治時代、戦後と節目節目に新しいビジョンを生み出してきたが、三度新たな時代のビジョンを拓く女子校として大きな役割を果たすことになるだろう。

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