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2019年2月28日 (木)

人気の出るイノベーティブスクール(01)概要

★2020年中学入試の学校選択の多様性について、ケースメソッド的にメモしているが、片方でイノベーティブスクールの構造というかシステムについてシェアしていきたい。保護者の方にとっても、こういうのがイノベーティブスクールかと学校選択のときにも役に立つと思う。

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★私の読書体験と実際に学校のサポート、コミュニティサポート、授業リサーチ、PBL研修などをしてきた経験値を見える化、測る化していきたいと思っている。シェアしていただき、使えるところは使っていただいて構わない。まあ、役に立たないよといわれるのがオチではあるが、年寄りのウザい戯言と思ってもらえればよい。年寄りにも言論の自由はあると思うである。

★イノベーティブスクールの肝は、プロダクトシステムのレガシーカリキュラムとイノベーティブカリキュラムだ。LカリとIカリと表現していくが、Lカリを完全に取り除いて、Iカリに置き換えるのか、それともLカリとIカリの平衡関係を生み出すのかといったところ。この判断はなかなか難しい。


★LカリだろうとIカリだろうと、コアカリキュラムであるマインド思考×システム思考がなければ、プロダクティビティは今後低くなる。しかも思考コードという測る化装置がついていないとマネジメントできない。

★今日よく研修といわれている領域が、Talent Growth システム。生徒募集が、アドミッションパフォーマンスシステム、大学実績の領域がディプロマパフォーマンスシステム。

★こんな感じで、プロダクトシステム、2つのパフォーマンスシステム、Talent Growthシステムの4つと、これらのシステムをつないでトルネード循環を生み出す学校マネジメントシステムの5つで、イノベートスクールの構造はできている。

★これらのシステムが相対的に自立しながら自走自生しながら、マネジメントによってシナジー効果を生みだすとイノベーションスクールが人気を集めることになる。中途半端なイノベーティブスクールは、イノベーションを起こさない自己防衛スクールよりも人気がないときがある。

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