≪C軸思考元年2019_01≫ 基礎研究視点のシステム=新しいプラットフォームのイメージ
★20世紀型教育は、基礎学力プラットフォームに過ぎない。そのプラットフォームを壊す必要など全くない。それが使われるかどうかは、サイバースペースとリアルスペースを行き来するインターフェースピープルが決めることである。
★まず基礎学力がなくては考えることができないというのは、日本の学習指導要領に依拠したドメスティックなプラットフォームがなければ考えることができないと言っているに等しく、それは学習指導要領というものがない国の人々には、うかがい知れないお話なのである。
★基礎学力とは何かその定義が云云という人もいるけれども、残念ながら学習指導要領という枠内=条件で一般概念化することにあまり意味がない。
★むしろ、そういうプラットフォームがあって、思考するときに必要ならば使えばよいという機能でよいのではないか。もちろん、仮に使われなくなって消滅しても、全世界に他の似たようなプラットフォームがあるから、それを代替すればよい。ただし、そのときには、C1レベルのリーディングの英語力があると便利だ。
★そんなわけで、21世紀型教育というC軸思考のプラットフォームがそろそろ必要になってきた。プログラミングだとかPBLだとか哲学だとか社会構成主義だとかレゴだとかティンカリングだとかそれぞれのプラットフォームが独立して存在はしているが、それをつなぐインターフェースピープルはそんなにたくさんいるわけではない。
★私はそのインターフェースピープルを、リチャード・フロリダ教授とは少し違う意味かもしれないけれど、クリエイティブクラスと呼び名を借用している。そういう文脈の中で、インターフェースピープル=IFピープルというC軸思考者の育つ環境をデザインしたいと思っている。つまり、IFピープル生成プラットフォーム=IFPプラッとフォーム。あるときはC軸思考プラットフォームという言葉を使う時もあろうが、基本同じ意味で使っていると思っていただきたい。
★その基本コンセプトの1つは、MITメディアラボのミッチェル・レズニック教授の考え方。レズニック教授の考え方は、同じくMITメディア・ラボの故シーモア・パパート教授の影響を受けている。
★私も、20年前にPBLを研究し始めたときに、パパ―ト教授の3Xのアイデアに影響を受けてきた。それにレゴ学習やスクラッチプログラミングは、パパート教授ーレズニック教授の考え方から生まれている。したがって、IFPプラットフォームは、レズニック教授と親和性のある学習理論とスクラッチなどによるプログラミングの実践場が必要になる。
★そして、アレックスとジェームズの“Thinking Experiments”に象徴される哲学がIFPプラットフォームには必要になる。レズニック自体デューイに影響を受けていて、カントを乗り越える思考様式を持っている。またアレックスとジェームズもカントとはまた別の哲学的思考に拠っている。
★カントがダメというコトではなく、カントの考え方のプラットフォームの大部分が基礎学力プラットフォームに重なるので、そことは違うIFPプラットフォームがあったほうがよいということなのだ。カントは、判断力批判を書いて美学を大事なテーマにはしているが、分析的でC軸思考とは少し違う。B軸思考であえて止めている感じだからだ。
★それから、2040年までは、まだ思考コードとPBLが重要な要素である。2040年になると、このプラットフォームは、AIと脳神経系が融合しているから、また別のプラットフォームができている。
★おそらくその時には、基礎学力プラットフォームの歴史的約役割は終えているだろう。IFPプラットフォームは、残ってはいるが、学習理論と哲学と思考コードはプログラミングの領域に統合され、PBLもプログラミングのフレームをマネジメントする学びとしての機能に集約されているだろう。
★というのも、IFPプラットフォームは、リアルとサイバーを往来するインターフェースピープルを前提にしているが、この往来が超物質的素粒子レベルの存在にとって意味がなくなる時代の直前に到るからである。
★結局、アリストテレスの質料と形相及び可能態と現実態という四肢的構造が一元論的構造になってしまうのである。質料と形相とか可能態と現実態とかいうカテゴライズは、現状の目に見える物質を前提にしている。
★しかし、その物質の存在が超物質というか素粒子レベルの存在としてシフトされるのが、日常生活になるからである。要するに視力の感覚がナノレベルのものを見える化しながら日常生活を送っていくことになるからだ。
★そんなわけで、21世紀型教育というC軸思考のプラットフォームがそろそろ必要になってきた。プログラミングだとかPBLだとか哲学だとか社会構成主義だとかレゴだとかティンカリングだとかそれぞれのプラットフォームが独立して存在はしているが、それをつなぐインターフェースピープルはそんなにたくさんいるわけではない。
★私はそのインターフェースピープルを、リチャード・フロリダ教授とは少し違う意味かもしれないけれど、クリエイティブクラスと呼び名を借用している。そういう文脈の中で、インターフェースピープル=IFピープルというC軸思考者の育つ環境をデザインしたいと思っている。つまり、IFピープル生成プラットフォーム=IFPプラッとフォーム。あるときはC軸思考プラットフォームという言葉を使う時もあろうが、基本同じ意味で使っていると思っていただきたい。
★その基本コンセプトの1つは、MITメディアラボのミッチェル・レズニック教授の考え方。レズニック教授の考え方は、同じくMITメディア・ラボの故シーモア・パパート教授の影響を受けている。
★私も、20年前にPBLを研究し始めたときに、パパ―ト教授の3Xのアイデアに影響を受けてきた。それにレゴ学習やスクラッチプログラミングは、パパート教授ーレズニック教授の考え方から生まれている。したがって、IFPプラットフォームは、レズニック教授と親和性のある学習理論とスクラッチなどによるプログラミングの実践場が必要になる。
★そして、アレックスとジェームズの“Thinking Experiments”に象徴される哲学がIFPプラットフォームには必要になる。レズニック自体デューイに影響を受けていて、カントを乗り越える思考様式を持っている。またアレックスとジェームズもカントとはまた別の哲学的思考に拠っている。
★カントがダメというコトではなく、カントの考え方のプラットフォームの大部分が基礎学力プラットフォームに重なるので、そことは違うIFPプラットフォームがあったほうがよいということなのだ。カントは、判断力批判を書いて美学を大事なテーマにはしているが、分析的でC軸思考とは少し違う。B軸思考であえて止めている感じだからだ。
★それから、2040年までは、まだ思考コードとPBLが重要な要素である。2040年になると、このプラットフォームは、AIと脳神経系が融合しているから、また別のプラットフォームができている。
★おそらくその時には、基礎学力プラットフォームの歴史的約役割は終えているだろう。IFPプラットフォームは、残ってはいるが、学習理論と哲学と思考コードはプログラミングの領域に統合され、PBLもプログラミングのフレームをマネジメントする学びとしての機能に集約されているだろう。
★というのも、IFPプラットフォームは、リアルとサイバーを往来するインターフェースピープルを前提にしているが、この往来が超物質的素粒子レベルの存在にとって意味がなくなる時代の直前に到るからである。
★結局、アリストテレスの質料と形相及び可能態と現実態という四肢的構造が一元論的構造になってしまうのである。質料と形相とか可能態と現実態とかいうカテゴライズは、現状の目に見える物質を前提にしている。
★しかし、その物質の存在が超物質というか素粒子レベルの存在としてシフトされるのが、日常生活になるからである。要するに視力の感覚がナノレベルのものを見える化しながら日常生活を送っていくことになるからだ。
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