【2020年中学入試準備教育02】順天で新小6(現小5)保護者会②
★変化の激しい時代にあって、認知多様性や多角的視点、寛容性などが極めて重要になってきている。1つの基準で、はじめから突破口を一つに決めていると、全員がそこを通れるわけではないから、高ストレスになるし、強迫観念に苛まれる。

★中学入試で当たり前と思われている「第一志望校は1つ」というのも、本当にそうだろうか?これは「偏差値」と「学校評価」を短絡的に結びつけてしまう発想によって作られた幻想であると考えてみてはいかがだろうか。そんな話をした。
★いまここでどうするかを考えるのはもちろん実践的で実際的だ。しかし、それが新中学受験生(現5年生)が33歳になる2040年の社会がどうなっているかを考えてみて、今どうしたらよいのかを複眼的に考えることは大切だし、それによって心理的安心安全な状態は生まれてくる。
★AI(人工知能)は、人間の認知的仕事を代替していくのだから、AIのタイプを思考コードに当てはめてみると、結局人間がAIをマネジメントして、ビジョンは自分たちが創っていくC3思考以外の仕事は、AIと共生して社会を構築していける。
★となると、C3思考、現段階では、C1C2C3というC軸思考を学べる環境を準備している学校を探すのもよいのではないかと。
★その探し方は、新タイプ入試を実施ているところ、帰国生入試を実施しているところなど可能性があるのではないかと。そうすると、いわゆる御三家のような学校はその中にはいってこない。誤解していただきたくないのだが、御三家はダメだとかいっているのではない。多角的な視点で考えていくと、御三家を頂点とする偏差値ピラミッドを必要としている受験生が集まるプラットフォームは、あくまで one of themだということを言いたかったに過ぎない。
★それから、会場校である順天学園のような進歩主義的学校は、上記のような対照表でいくと、進歩主義と伝統主義の割合は、9対1くらいであるが、この比率が五分五分というところもあるだろう。3対7 というところもあるだろう。

★しかし、〇をつけてそのまま偏差値表をみると、どうしてもランキングがあるように錯覚してしまう。そこで、偏差値を横に見ようと提案した。すると、フラットになる。どれも第一志望だが、現実的に定員があるわけだから、自分が入りやすい学校はどこかという選択の仕方になるわけだ。

(この学校がおススメというのではなく、進歩主義的学校の例をあげて、偏差値を横に見る例としてあげた。)
★そのような学校を卒業した実際の先輩たちをみてわかるように、大学を出る時の偏差値は、中学入試の時の偏差値と相関がない。グーンと伸びる生徒はたくさんいるというのが現実なのである。
★豊かな認知多様性と高い心理的安全性をいっしょに創り上げていきたい。これは、中学に入ってからも大学に入ってからも、社会に出てからも、役に立つ自分軸の土壌となるからだ。
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