【2019年度首都圏中学入試(45)】 横浜創英 応募者総数前年対比128%!
★アクティブラーニング、グローバル教育、体験学習など充実し、Hard Funであるところが人気なのであるが、数学できちんとアクティブラーニングを行っていることをアピールできるのは、本物なのだ。
★数学は多様な変化という現象と統合的なルールの対になっている。統合的なルールは解答があるために、正解のない問いを創れないと多くの人が間違った考え方をしている。多様な変化の中からその統合的なルールを見出すプロセスをアクティブラーニングで学ぶわけだ。
★それなのに、ルールという正解を見つけたら、それは正解のない問いではないなどというわけである。もちろん、初めから正解がない仕掛けをして、多様なルールが現れる問いの立て方は欧米では、良くある話だが、それは数学的思考は何かを際立たせるために行うのであって、毎回そのようなトリッククウェスチョンを投げかけているわけではない。
★そんなわけだから、なかなか数学でアクティブラーニングを実施できないでいるのだ。そこを乗り越えている横浜創英は今後STEAM教育が世の流れになってきたとき、フロントランナーになる可能性がある。

★一方で、英語教育やグローバル教育も進化している。そして何より学園生活が楽しいのだ。

★しかし、そういう進歩主義的な教育を行っているところは他にもたくさんあるのに、応募者数が思うように伸びていないところもあるじゃないかと言われるかもしれない。
★たしかにそうであるが、横浜創英は、立地条件もよい。そして、何より重要なのは、若手の教師が複数で学校内外に出向いて熱心に情報収集をし、行き帰りの道々で、横浜創英の実践にどう生かしていけるのか熱い対話を行っているところが優れている。
★何をそんな見てきたようなことを言うのかと思われるかもしれないが、偶々ある研究会でその場面に立ち会ってしまった。先生方は気づかなったかもしれないが、こちらはこの学習するチームを形成している教師力と羽ばたかせている経営陣の知恵に感動した。
★なんだかんだと教育環境だとか進歩主義教育だとか立地条件だとかいうが、最終的には学習する組織を創発できる教師力と経営陣の判断力に尽きる。
※写真は同校サイトから。

※横浜創英の先生方とは、21世紀型教育機構のあるメンバー校の公開授業の研究会でお会いした。教育の変化をリサーチする一環だったのだと思う。
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