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2019年1月28日 (月)

【2019年度首都圏中学入試(41)】 東京エリア男子校にみる学校選択者の多様性

★1月28日現在の東京エリアの男子校の応募者総数の前年対比順の表を作ってみた。

【表1】

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★現段階で、90%以上の学校は、最終的には100%を超えるだろうが、そうでない学校の中には、かなり苦戦をするところも少なくない。

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「【2019年度首都圏中学入試(28)】 変わる学校選択の質」で紹介した上記の図と【表1】を照らし合わせてみると、学歴ブランド校だからといって、前年対比が100%超えているわけでもないし、学歴ブランド校でありながら、グローバル教育やICT教育も充実している海城のように勢いのある学校もある。

★進学校型の伝統主義の学校は、それだけでは、応募者が集まるというわけではないことも了解できる。

★世田谷学園や巣鴨は算数一科目入試が功を奏している。一方で城北のように進学校であり、ICTにもグローバル教育にも力を入れ出しているにもかかわらず、苦戦している学校もある。とはいえ、おそらく、城北は、進学校以外のイメージを、海城のようにきちんと広報していないだけであり、来年は隔年現象となるだろうとも予想できる。

★東京エリアの男子校においても、学校選択の質が変わってきている。これは結構衝撃だ。単純に選択の多角化が起きているというわけでもなさそうだ。受験生や保護者は、男子校選択においても、どの教育を選ぶか質をかなり重視し始めたのだろう。その質の吟味には、昨今のドメスティックな伝統主義的文化におけるパワハラ問題のニュースに、無意識のうちに過敏になったり不安になったりしているということもあるのかもしれない。

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