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2019年1月27日 (日)

【2019年度首都圏中学入試(39)】 神田女学園のチカラの意味

★今年の神田女学園の応募者総数の前年対比は、168%(1月26日現在:首都圏模試センター調べ)。2019年度の学内改革とその広報活動が功を奏し始めているということだろう。

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★倍率は、今のところ1.4倍だから、大きな飛躍はもう少し時間がかかる。

★しかし、前回紹介した桐朋女子にしても神田女学園にしても、最初の小さな変化の第一歩が、目の前の子供の未来に勇気を与える大きな影響力を持つことになるのだ。

★現状はまだ中学受験生の数が潤沢とはいえないから、多くの学校が改革しているわけだから、配分はやはり偏らない。したがって、べき乗数を一握りの学校が集めるということは難しい。

★2014年ころだと、21世紀型教育改革をはじめたところが少なかったために、べき乗数が数校に偏よる現象が起こったが、改革の拡散によって、一校当たりの応募者数増が緩やかになっている。

★ここで、諦めないで、改革を続けることで、特にグローバル教育を続けることで、2020年オリンピック・パラリンピック後、首都圏に質の高い中等教育が存在し、英語で授業が受けられる可能性があることが世界に広がることが肝心なのだ。

★それは、すでに教育界以外の領域では起きている話である。多様性の時代を引き込まない限り、中学入試界は限界にぶち当たる時がやってくる。

★そのために教育をやっているのではないというのは簡単だが、それだと、学歴ブランドグループの学校しかサバイブできなくなる。

★神田女学園は、自分の学校を世界標準の次元までアップデートすることで、結果的には自らのみならず、首都圏の私立学校を救うことになる。

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