【2019年度首都圏中学入試(17)】 足立学園 都市の魅力と相乗効果か
★YOMIURI ONLINE 2019年01月10日 07時00分に、東京23区研究所所長の池田利道氏の≪「ヤバい足立区」に異変?住民が満足する深い理由≫という記事がある。足立区のイメージが変わる情報が整理・発信されている。
★この記事を読んで、足立区にある唯一の私立中高一貫校「足立学園」が、教育の魅力を高く評価される昨今に何か関係があるのかもしれないと思った。今年の中学入試の応募者総数の倍率も、すでに3.9倍になっている。
★私立学校だから、足立区以外のエリアからも生徒は受験するが、その学校の位置する都市が魅力的だと、通学したくなる一つの動機にはなるだろう。
★しかし、その魅力は、池田氏によると、どうもかなりSTEAM教育系の雰囲気を醸し出す都市デザインをしているように思える。池田氏の考えを引用しよう。
★私立学校だから、足立区以外のエリアからも生徒は受験するが、その学校の位置する都市が魅力的だと、通学したくなる一つの動機にはなるだろう。
★しかし、その魅力は、池田氏によると、どうもかなりSTEAM教育系の雰囲気を醸し出す都市デザインをしているように思える。池田氏の考えを引用しよう。
ビューティフル・ウィンドウズ運動と併せて区が取り組んだ、北千住などへの戦略的な大学の誘致も、区のイメージアップに効果を発揮しつつあるようだ。東京電機大や東京芸術大などの誘致で、大学生が「街の主役」の一端を担うようになった北千住駅周辺は、若い人が目立つようになる一方、古き良き街の魅力も失っていない。JR線や東京メトロなど多くの路線が乗り入れる交通利便性の高さという要素も加わり、多様な価値観や生活・行動を内包した「モザイクタウン」へと変貌を遂げつつある。
★アートとICT系の大学の誘致のために、都市の美しさや清潔さをデザインしているということだし、そうなれば、若者による新たなサブカルチャーも生まれるし、東京の浅草以北は多様性に満ちていて、その多様性を吸引する交通便もある。
★足立学園は、系統学習をきっちりして大学進学もあげているし、アクティブラーニングやICTの活用など進歩主義的な学びの方法も取り入れているネオ伝統主義教育を確立している。
★足立区と何かイベントを連携しているかどうかはわからないが、STEAMの学びのラインが若者と多様性のサブカルチャーと同期しだせば、中等教育学校のロールモデルとして注目を浴びる。大学や私立学校に通う学生や生徒が都市に集まることは魅力が膨らむ。
★もちろん、足立区は、高齢者も多い。しかし、これは定住率が都内トップであるから、当然の帰結で、高齢者にとってもヤサシイ都市なのである。
★世代の多様性も加わり、世界で少子高齢化のトップランナーである日本の創造的問題解決の都市としても注目されることは間違いない。
★しかも、このサブカルチャーという文化資本を生み出す知の集積地としての足立区に成長するというならなおさらである。
★2020年墨田区が、起業家的な知の集積地になるデザインを目論んでいるが、それはi専門職大学がけん引することになっている。
★墨田区、江東区、荒川区、葛飾区、北区あたりは、東京オリンピック・パラリンピックを機会に都市の魅力づくりのコアを文化資本に思い切りシフトすればよいのかもしれない。足立区の隣の北区には、女子聖学院、聖学院、順天、成立など、多様性教育(グローバル教育)とSTEAM教育の両輪を回している進歩主義的な私立中高一貫校がある。
★足立学園と足立区の相乗効果がうまくでてきたら、今後の日本の中等教育の在り方に大いに役立つだろう。
★足立学園は、系統学習をきっちりして大学進学もあげているし、アクティブラーニングやICTの活用など進歩主義的な学びの方法も取り入れているネオ伝統主義教育を確立している。
★足立区と何かイベントを連携しているかどうかはわからないが、STEAMの学びのラインが若者と多様性のサブカルチャーと同期しだせば、中等教育学校のロールモデルとして注目を浴びる。大学や私立学校に通う学生や生徒が都市に集まることは魅力が膨らむ。
★もちろん、足立区は、高齢者も多い。しかし、これは定住率が都内トップであるから、当然の帰結で、高齢者にとってもヤサシイ都市なのである。
★世代の多様性も加わり、世界で少子高齢化のトップランナーである日本の創造的問題解決の都市としても注目されることは間違いない。
★しかも、このサブカルチャーという文化資本を生み出す知の集積地としての足立区に成長するというならなおさらである。
★2020年墨田区が、起業家的な知の集積地になるデザインを目論んでいるが、それはi専門職大学がけん引することになっている。
★墨田区、江東区、荒川区、葛飾区、北区あたりは、東京オリンピック・パラリンピックを機会に都市の魅力づくりのコアを文化資本に思い切りシフトすればよいのかもしれない。足立区の隣の北区には、女子聖学院、聖学院、順天、成立など、多様性教育(グローバル教育)とSTEAM教育の両輪を回している進歩主義的な私立中高一貫校がある。
★足立学園と足立区の相乗効果がうまくでてきたら、今後の日本の中等教育の在り方に大いに役立つだろう。
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