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2019年1月15日 (火)

【2019年度首都圏中学入試(15)】 順天 185年の歴史と革新

★順天学園は、185年という歳月を教育に力を注ぎ、社会に有為な人材が羽ばたく環境を創ってきた。建学の精神「順天求合」(自然の摂理にしたがって真理を探求する)は時代を超えて継承されてきたし、今後も継承されていく。そしてそのためには、時代にあった革新的な技術や発想スキルを活用してきたし、時代に通じる言語化もしてきた。

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★先日14日(月)、首都圏模試センター主催の「統一合判」会場併設の保護者会で、学校長長塚先生は、185年の順天の歴史は、社会の変化の歴史に対応するものであるという前提で、社会がどう変わっていくのか?大学入試がどう変わっていくのか?教育がどう変わっていくのか?情熱的に知的に語った。

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★会場を埋め尽くしていた新中学受験生の保護者にとっては、自分たちが立ち臨んでいる中学受験の意味が歴史的背景と未来への変化と大きくかかわっているというコトを知ることができ、有意義な機会となっただろう。

★それにしても、未来教育の目的が基礎学力育成から資質・能力、中でも創造性と社会性というコンピテンシー育成にシフトするとは、保護者にとっては、自分たちのころとは、全く違う環境になっていることを改めて知って、驚愕したことと思う。

★この創造性と社会性というコンピテンシーを生むにはいかにしたらよいのだろうか?それを実践し、185年間積み上げてきたのが順天学園である。長塚校長の話を受けて、副校長の片倉先生が、順天がどう変わり、変わっていくのか熱く語った。

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★SGHをテコに独特の21世紀型教育を構築していることが語られた。

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★時代の変化を読み、破格のグローバル教育、  創造的才能育成という内生的成長イノベーション、ボランティア精神といった3つの育成環境を整えてきたのだという。そして何より、それをPBL型の探究活動によって統合してきたのだという。

★その教育を通して、生まれ出でる人材像のロールモデルとして秋田大学医学部4年次の宮地貴士さんの例を挙げた。

★宮地さんは、順天の卒業生。2018年度日本学生支援機構優秀学生顕彰「社会貢献分野」で大賞を受賞した。ザンビア共和国の無医村に巡回診療の拠点を開設し、9,500人の村人たちに医療を届けた。また、日本国内では、ザンビア風お好み焼きの販売を中心に、ザンビアの文化に付加価値を日本に紹介し、文化資本の交流の布石をうった。それによって、ザンビアでの診療所の建設資金を調達したのである。

★日本全国の医大生とザンブリという企画団体をつくり、活動している。そのザンブリには、順天のOBの医大生も参加している。

★創造的才能と社会貢献精神という真理が生まれる教育の証明であろう。

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