【2019年度首都圏中学入試(08)】 埼玉中学入試 始まる。
★栄東A日程は前年対比94.5%といえども、応募者数は6,000人を超えているのだから、問題はない。両方のランキングで興味深いのは、栄東、開智、西武文理はもともとたくさん集まっているから、前年対比は激しく伸びはしないが、大宮開成 第1回英数特科コース、埼玉栄 第1回/医・難関・進学は、前年対比も急激にあがり、応募者数も予想外にたくさん集めている。
★大宮開成は、東大京大をはじめ、大学合格実績が飛躍的に伸びているということもあるが、同時に破格のグローバル教育を前面に出している。両要素の相乗効果がでたということだろう。
★埼玉栄は、医学クラスが牽引していて、埼玉栄の学校の魅力というより、明快に医学のコースに行きたいという受験生のモチベーションをゲットできたということだろう。2040年、今年の受験生は34歳になっている。いろいろな未来が語られているが、医者の世界はまだ安定した収入を得られるし、社会貢献もますます必要とされる使命感の高い職業であもる。
★今年の4月開校の細田学園も、10日の総数は129名で、シリコンバレー教育系も埼玉で根づきそうだ。
★いずれにしても、グローバル教育×大学進学教育系、IB教育系、シリコンバレー教育系、アクティブラーニング×大学進学教育系、医学教育系など、埼玉エリアの学校は大学進学教育系だけの学校作りをする私立中高一貫校は少なくなりつつある。
★グローバル教育×アクティブラーニング×グローバル大学進学教育系の21世紀型教育機構系は、埼玉の中高一貫校ではまだないが、やがてそうなっていくだろう。高校だけの学校に正智深谷があるが、同校は21世紀型教育機構系の教育にチャレンジしている。
★埼玉エリアの教育は、いよいよ私立中高一貫校のソフトパワーが影響を与える時代になったといえるかもしれない。
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