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2018年12月21日 (金)

New Powerの学校×教師(18) 聖ドミニコ学園の不思議 知られざる教育の魅力③

★かくして、聖ドミニコ学園は、すでに積み上げてきたグローバル教育を多くの生徒に共有し、さらに海外の大学を選択した場合、十分に通用するC1英語力となんといってもクリティカル&クリエイティブシンキングを身につけられるカリキュラムにアップデートした。インターナショナルコースを開設したわけである。

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★インターナショナルコースでは、英語、数学、理科もイマージョン教育を行うのは、そのようなグローバルなキャリア構想に耐えられるようにするためでもある。

★またすでにフランスの学校と交換留学をしているが、多様性を考えれば、たとえば、カリフォルニア州にあるドミニコ会の私立学校等とも交換留学があってもよい。インターナショナルコースのようなハイレベルな学びができるところがあれば、それは簡単にできるようになる。

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★もう18年も前だが、私が視察に行ったとき、聖ドミニコ学園の生徒が1年留学していた。寮生活をしていて、キャンパスツアーのおもてなしをしてくれた。当時は、個人が留学先を自分で見つけていたが、今後は学校全体の姿勢が、多様性を受け入れられるようになる。

★多様性は制度が整っていることも重要であるが、受け入れる授業のレベルが世界標準になっていないとどうしようもない。それがインターナショナルコースができることによって、可能になる。ミネルバ大学のレジデンスが日本にないのは、世界標準のインターシップ先がないからなのである。

★インターナショナルコースは、まだまだ中学受験市場では、生徒募集のための戦略だと思われているが、実のところは、帰国生のみならず、海外の学校へのインターフェースを作ることが最大の目的なのである。

★21世紀型教育機構はグローバル教育3.0の局面に突入しているというのは、そういうことを意味しているのである。

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