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2018年12月19日 (水)

New Powerの学校×教師(12) 千葉カンファレンス 開智グループのIBソフトパワー①

★千葉カンファレンスでは、開智望小学校から開智日本橋、開智国際大学のNew Power 学園としての全容を知ることができた。

★開智国際大学の北垣日出子学長からは、スモールサイズの大学であるから、ハード面への投資よりソフトパワーへの投資を大きくすることができたのが、成功につながったのではないかということだった。

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★開智学園は、今後開智望中等教育学校を開校する準備にはいっている。すでに、2020年4月に開校することが認可されている。


★開智望小学校は、IBのPYP認定一条校として活動をしているから、当然、全国初の学校教育法第 1 条に規定する学校(いわゆる第 1 条校)において、小中高12年間を通して IBプログラムを実践することになる。開智学園グループは、本格的なグローバル教育の先駆けとしてその道を拓くのだと鼻息が荒い。

★そういうこともあり、ハード面やカリキュラムの形式論よりも、IBの教育活動の中身、つまりソフトパワーの話が中心に語られる。

★北垣学長の話も、まさにハードのイノベーションではなく、人材イノベーションというソフトパワーの充実の話なのだ。

★国際教養学部は、今企業で求められているリベラルアーツをベースにしている。東南アジアを中心とする留学生が50%学んでいる。

★したがって、学内はグローバルな雰囲気が全開。その授業は当然アクティブラーニングで、その仕掛けは、2年前に新設された教育学部で研究されている。

★教育学部を卒業した時には、開智学園の教師の道も開かれているわけである。徹底した人材イノベーションである。

★開智学園理事長青木徹先生からは、全員がIBを取得するわけではないから、IBというパッケージを鵜呑みにするわけではない。そのエッセンスと開智学園が中学を開設した時から実践を積み重ねてきた「探究」という学びのシステムと相乗効果がでるようなプログラムを基礎とするのだという興味深い話をきくことができた。

★東京の開智日本橋もIBのDP認定が決まったばかりだ。開智学園グループ挙げて、IB、探究、アクティブラーニングというソフトパワーを充実していくという並々ならぬ意志と強い教師のチーム力が大きくなっているのが伝わってきた。

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