« 新タイプ入試(07) 児浦先生 東京・神奈川・静岡に21世紀型ビッグビジョンを普及する | トップページ | New Powerの学校あるいは教師(02)桐蔭学園への期待 »

2018年12月 5日 (水)

New Powerの学校あるいは教師(01)はじめにのはじめに

★中学入試で勢いを増してきた新タイプ入試。生徒獲得戦略の一環であるのと同時に、カリキュラムマネージメントにおいて教育イノベーションが生まれて、入試問題は学校の顔であるという私学の広報行動原理にのっとって、多様な才能を発掘しようと、多彩な色とりどりの花が咲いている。子供たち一人ひとりの才能を大切にするNew Powerの学校が登場してきたことを意味する。

New_power

★そしてNew Power Schoolが、中学入試市場創出のリーダー、つまりNew Power Companyである首都圏模試センターとコラボして、私立中コラボフェスタを東京と神奈川で開催した。このイベントは今年で3年目になるが、今年初めて、神奈川でも開催。

★神奈川エリアのNew Power Schoolからの要望と首都圏模試センターの中学受験が子供たち一人ひとりの才能を生み出す場になって欲しいという信念が共振共鳴共感したのだ。

★これによって、オレ様優勝劣敗価値観が中学受験市場を支配する中学受験の新市場的な空気を清浄化し、最高善型クリエイティブクラスへの空気を生成する場となる期待が高まってきた。

★しかも、このオレ様優勝劣敗価値観は、中学受験市場特有のものではなく、現状のグローバル経済のj影の在り方そのものである。大量消費、大量生産、大量移動、大量金融投資という時空を超えたオレ様優勝劣敗価値観に対抗する最高善型クリエイティブクラスの適性消費、適性生産、適性移動、適性金融投資への移行がグローバル市場の光の面を求めている。

★もちろん、行動規範は4タイプあり、その規範を支える行動原理も2タイプある(上記図参照)。しかも、明快に分かれるというより、組織や個人は、それらのグラデーションで成り立つという複雑系である。

★しかも、組織と個人が、そのグラデーションが違う場合、同じNew Powewrを目指そうが、Old Powerを堅持しようが、組織と個人の葛藤は絶えることがない。

★よしあしは別にして、組織と個人の価値観の重なり度合いが大きいほどその組織や個人はパワフルになれる。

★それゆえ、組織や個人が自信をもつか不安を抱くかは、情報に左右される。どんなによいことをやっていても、組織が受発信する情報と個人の受発信する情報に一貫性がなければ、不安が増幅するのが世の常である。

★だから、情報共有は重要であり、情報戦は昔から究極の戦術なのである。

★New Power Schoolが教員研修やプロジェクトチームを稼働しているのは、そいうわけであるし、市場全体に良質の情報を受発信できる首都圏模試センターと協働するのも時代の流れなのかもしれない。

★さて、New Powerは、未来創造の方法のイノベーションである。しかし、それだけでは、世の中と共有できない。やはり世の中というのは、できれば権威ではなく市民が形成する市場が評価するというものであると社会貢献にもつながる。

★市場のニーズに合うものというより、今後は市場が評価するものというのがよいかもしれない。ニーズは、自覚的ではなく、評価しようとしたときに、自覚されるからである。すでにあるニーズに合わせるというより、ニーズを掘り起こす価値ある未来創造の方法というわけである。

★それゆえ、上記の座標系のようになる。New Powerも多様なのである。また、どのようなタイプであれ、それを運営する組織や個人は、先述したように4×2=8つの価値観がある。もちろん、実際はもっと複雑系なのだが、これによって、教育イノベーションとマーケティングが相乗効果生んでいたとしても、デストピアになることもあるのだ。

★2040年AI社会を迎えるにあたり、表面的なわかりやすいことばかり短絡的に考えて情報を受発信しているメディアは、バグとしてAIがアンインストールしてしまう場合があるので、私たち自身、宇宙視点と遺伝子視点の複雑系のつながりをシステム思考できるようにしておかねばならないだろう。

|

« 新タイプ入試(07) 児浦先生 東京・神奈川・静岡に21世紀型ビッグビジョンを普及する | トップページ | New Powerの学校あるいは教師(02)桐蔭学園への期待 »

21世紀型教育」カテゴリの記事