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2018年12月 1日 (土)

2040AI社会(2)ユートピアか超デストピアか

★前回、2040年のAI社会は、限界費用ゼロ社会になると語った。どうして奴隷や帝国の奪取、化石燃料の奪取などの抑圧的システムを脱却できるのか。それはまさにAI(artificial intelligence)×AP(artificial photosynthesis)による脱化石燃料というテクノロジーによって達成されるのである。

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★AI(人工知能)によって、現状のAP(人工光合成)の技術は進化し続ける。第4次産業革命は、第3次産業革命までとは全く違う次元にシフトしている。それは機械の自動化から自律化が起こることなのである。

★自動化とは、人間によって機械は化石燃料を注入され、命令して動かされてきたことを意味する。しかし、AI社会は機械が自律化する。IoTはまだまだコントロールが必要だが、やがて完璧に自律化する。

★そして、AP(人工光合成)もまるで植物が自然と光合成をするのと同じようになる。AP(人工光合成)は世界の食料問題を解決する。しかも、人間が携わることなく、いかなる自然環境課においても自生するのである。

★さらにAPは脱化石燃料も果たす。しかもここでも自生する。したがって、化石燃料や食料の奪い合いはなくなるのである。

★交換する必要がないのだから、格差の根源である通貨発行権も不要となる。したがって、通貨発行権をめぐる闘争もなくなるから、国家と強欲資本家の競争も不要になる。

★フラットに自由に発想する人間の創作をさらにおもしろくするためのコミュニティが残るだけである。ここでは、エネルギーと食料、要するにエネルギー源の心配がないから、生理的欲求や安心・安全の欲求は満たされ続ける。

★こうなってくると、階層構造もないから、認知欲求もなくなる。マズローの5段階欲求説は、人類愛と自己実現だけが重要になる。ユートピアの完成だ。

Superdystopia
★しかし、人間の「支配―被支配」欲が、マインドコントロールされたままだと、その人類愛も自己実現も優勝劣敗のマインドで独占したくなる。そうなったら、ひどい格差である。

★AIは個人情報を生活レベルだけではなく、マインドの深層までマニングできるようになっているし、当然遺伝子や脳神経系の情報もゲットする。よって、AIマインドコントロールをやれば簡単にできる。

★このコントロールから自由になるための教育が最後に残る。これがあれば、ユートピアの方向に進めるが、今のままの優勝劣敗マインドコントロールのまま進むと、ただでさえデストピアの今日なのに、さらに先鋭化する。つまり超デストピアの到来というコトになってしまう。

★SDGsを達成し、さらに問題ゼロにする限界費用ゼロ社会になったとしても、日本では明治以来教育でおこなってきたのだが、その「優勝劣敗マインドコントロール」を解かない限り、ユートピアに進めないのである。

★優勝劣敗マインドコントロールをクリティカルシンキングで応戦してきた≪私学の系譜≫のルネサンスが今再び起ころうとしているのである。

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